過去ブログ(平成25年度~平成26年度)

その2 カウンセラーの眼「叱るとほめるが必要!」



<カウンセラーの眼「子育ては、叱るとほめるの両方が必要です!」> 昨年末から、私の背広に「オレンジリボン」のピンバッチをつけています。「オレンジリボン」は子供の虐待防止運動のシンボルマークで、小山市の2人の子供の虐待死事件(2004年)以降の2006年からはじまった運動です。

子育ての基本的スタンスは、親が子を「ほめて」育てることだと思います。「ほめて」育てることで、親子のスキンシップが深まり、愛情ホルモン「オキシトシン」が分泌され、子供がやる気や意欲を増していくことになります。

ただし、子が、時には間違いや誤りをすることもよくあります。そういう時は、親は「叱って」ほしいと思います。

「叱る」とは、子供がどうして誤った行動をしたのか理由をよく聞き、これが何でいけないのか、こうすればよかったなどの例を示すなどして、親が正しい行動を指し示すことだと考えます。「I(アイ)メッセージ」(お母さんなら、こう考えるよ。私ならこうした方がいいと思うよ、等)で、子供目線で話しかけてあげるとより良いと思います。

ただし、「叱る」場面で、親の感情が高まり「おこる」とか、「いかり」の感情が加わり大きな声を出し、子供を押さえつけたりうるような言動が起こってきます。最後には、「たたく」とか「なぐる」とかの行動化になったとき、それは「虐待」になります。

「虐待」は、正しい子育てではない、正しい親子関係はできない、ということは確かです。