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がん教育 (2年生)

「がんを知り、大切な人たちとの生活を考えよう」

日本医科大学多摩永山病院の看護師である髙仲 雅子さんに、がんに関する正しい知識、そして病院での経験からがん患者の声や緩和ケアの大切さを講義していただきました。

そして、
「大切な人ががんにならないために自分たちができること」

「大切な人ががんになった場合、どう思う? どうしていきたい?」
という事を考え話し合うグループワークをしました。


自分の事だけではなく、家族など大切な人ががんになってしまったら…と考えることが、より真剣にがんという病気について真剣に向き合うきっかけになったように思います。

 

生徒達の感想をご紹介します。(髙仲さんへのお礼の手紙より抜粋)

・がんは2人に1人がなるという話を聞いて、身近にある病気なのだ、そしてがんになってしまった方への接し方や自分にできることは何か知ることができました。がんになってしまった方への気持ちを考えて寄り添うことが大切なんだと分かりました。自分にできることは人を傷つけないためにもがんを正しく理解し、相手の気持ちを最優先にすることだと思います。大切な人を守るためにも生活習慣の見直しや声掛けなど今の自分にできる事をしていきたいです。

・これからは自分だけ気をつけるんじゃなくて身の回りの人でがんのリスクが高まるような事をしている人には声をかける。がんについて沢山知るという中学生の私にもできるようなことを、これからは心掛けていけたらなと思います。

・特に印象に残っているのはがんになってしまった人に対する言葉のかけ方です。僕がもし身近な人が、がんになってしまった時はおそらく、慌ててしまうと思いました。でも、本人が一番苦しいのだから寄り添うという考え方を知り、もしそんな事があったら寄り添いたいと思いました。

・僕は2人に1人ががんになることを知って、とても驚きましたが、早く見つけると9割の人が直ることを知り、ほっとしました。いつ誰が、がんになるのか分からないので、周りの人をもっと大切にしようと思いました。

・がんは2人1人がなる病気である事や生活習慣が原因でなる事は知っていたのですが、何故なのかは知らず細胞分裂が起こっている事や早期発見で9割が治療で治る事、がんの治療方法、がん患者さんとの接し方、セカンドオピニオンや緩和ケアはがんと診断されてからなど、たくさん勉強になりました。もし家族や大切な人ががんになってしまっても相手を思いやる気持ちが大切なのだとわかりました。

 

・僕は髙仲さんの話を聞いてがんへの見方が変わりました。がんは一度かかったら終わりだと思っていたけれど、早期発見して治療すれば助かる確率が大幅に上がるという事を知って、周りの人に早期発見が大事だという事を広めたくなった。

 

・がんの事について、ある程度の知識があったものの、まだまだ知らない事がたくさんあるのだと改めて分かりました。特に、がんの原因はウィルス、細菌、習慣的なものの他に遺伝もあるのだと初めて知りました。そのようなたくさんのお話を聞いて、親にがん検診を勧めてみたりと実際に何かできる事をすることができました。大切な人を失わないために、予防・早期発見を心に留めて自分自身も大切にしていきたいです。