日誌

教育実習生授業(6年生)

今年度の教育実習も、後半の3週目に入りました。

大学生(学部生)の教育実習は、全4週間にわたります。

東京都では、都内の小中学校で、均等に教育実習生が割り振られます。

本校の規模ですと、毎年1名の教育実習生(学部生)が来ます。

学部生の教育実習以外にも、大学院生の教育実習という制度もあり、これは実習生を希望する学校に割り振られます。

連光寺小では、大学院生の教育実習生も昨年度から実習をしています。こちらは2年間にわたります。

 

報道では、教員採用試験の志願者数が全国的に少ないことが言われています。

実際、東京都の小学校も低倍率です。

大量採用世代が一斉に退職していきますから、ここ15年ほどはどこの学校でも毎年のように新規採用の教員がいます。

求人数が多いけれども、志願者数が少ない、よって倍率の低下が生じているのです。

 

学校はブラックな職場と言われます。それも要因かもしれません。

また、そもそも学生数が減少していることもあります。

一方、かつての「熱中時代」「金八先生」「教師びんびん物語」「みにくいアヒルの子」などのような、どこか牧歌的な、教員という職業に就きたいと夢を見させてくれるドラマや物語などがないことも影響しているかもしれません。

 

いずれにせよ、学校という現場では、新規採用者や若い先生たちを育成していくことはもちろんですが、教育実習生のうちからの本気の育成をしていかないと、いずれ自分たちの首を絞めていくことにもつながります。

もちろん子供たちのためにも。

教育実習生には、実習を担当するクラスが一応あり、そのクラスの担任の先生が指導教官となりますが、しかしほとんどすべての教員が関わって実習(育成)を行っています。

 

後半に入っているということで、授業実習もどんどん行ってもらっています。

今日の1時間目は社会でした。

公的施設がどのように税金を作って造られ、運営されているかの学習です。

 

子供たちにタブレットを用いて、教科書に記載されていることをまとめ、わかりやすく整理してもらっていました。

若い先生ですから、もうしっかりとタブレット端末の使い方をこころえ、使わせていました。

さすがこれからの先生ですね。

  

  

 

来週が実習の最後の週です。

研究授業といって、本校教員や大学の先生がいらして、実習のまとめの授業を行い、評価されます。

あと一週間、仕上げを頑張ってください!