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5年生 わが家のおぞう煮
年明けから家庭科室前に掲示してあり、おもしろいなぁと思ってしげしげと見ていたのですが、ホームページでは紹介していませんでした。(スミマセン)
5年生が家庭科の冬休みの宿題で取り組んだ、「わが家のおぞう煮」です。
お雑煮は、古く平安時代に始まったといわれています。お雑煮の中に欠かせない餅はうるち米から作りますが、農耕民族である日本人にとっては、お祝いごとの時に使ったり、食べたりする特別な日の食べ物でした。神様にお供えする餅、里芋、にんじん、大根などを、元旦の朝一番に井戸から汲んだ水で、年初めの火で煮込んで元旦に食べたという習わしが始まりだと言われています。
それが今でも「お雑煮」という形で残り、新年明けて気持ちも新たに過ごしていこうという元旦に食べているわけですね。
日本人にとっては、なくてはならない正月の風物料理です。
さて、5年生たちは、どんなお雑煮を食べていたのでしょうか。自分の家と同じお雑煮をみんなが食べていると思ったら大違いです。
楽しみながらご覧ください。
最初は東京です。ニンジン、大根、シイタケ、鶏肉。そう、これこれ、親しみのある具ですね。
次は近県の静岡。ニンジンではなくて、白菜やネギなどの葉物が入っています。暖かいところならではでしょうか。
上品でおいしそうです。
続いては、大阪のお雑煮。なんと、白味噌です。そして、餅は、丸餅です。
見た目から違いがはっきりしたお雑煮です。
学生時代に四国の友人宅にお邪魔した時も、そういえば白味噌味でした。おいしかった思い出があります。
そして富山県。
日本海の幸が頭に浮かびますが、まさにその通り。焼いた魚の身をほぐしてお雑煮に入れています。
いい出汁が出ていそうです。
次は秋田県。秋田の名物といえば、「きりたんぽ」。
旅行に行ったときに、焼いて味噌をつけたきりたんぽをおなかいっぱい食べた記憶があります。
そして、お雑煮にももろん・・・入っています!舞茸や比内地鶏も!
さらに北上して青森県。
びっくり、そして興味をそそられます。食べてみたい!
なんと、いちご煮。ウニとアワビ入りでした!!!
最後に奄美大島。鹿児島県です。
目を引くのは、なんといってもゆで卵。正月のめでたさが表れていますね。
そう考えてみると、ほかの県のお雑煮に入っていないのが不思議なくらいです。
狭い日本と言われますが、南北に長いせいか、つくづく郷土色が豊かな国だと思います。
まだまだ行ったことのない県もたくさんあります。
ちょっと旅した気分にさせてくれた家庭科の課題でした。
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