日誌

PTA朝の読み聞かせ

今朝はPTAによる読み聞かせがありました。

今日は協力してくださる方が増えてきたということで、5年生までが実施することができました。

今日は2階、3階を回ってみました。

 

【3年生】

 

 

【4年生】

 

 

【5年生】

 

 

ある学級では、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を読んでくださっていました。

一時期、芥川龍之介にハマっていたことがあって(若いころの話ですが)、片っ端から読み漁ったのを思い出しました。

短編なのに、読後感が半端ないというか、妄想が広がる小説スタイルがとても好きになりました。

最近、文学があまり人気がないと言われています。

「文学こそ、読書!」と思っている私は、ずいぶん年を取ってしまったのだろうかとふと考えてしまいます(笑)。

 

また、ある学級では、人間がサルから進化する物語(説明文)を読んでくださいました。

ちょっと哲学的な面もあり、思わず引き込まれてしまい、後ろに座っていた子供たちと話をしていました。

読み聞かせは、絵本に限りません。

 

担任時代、やはり読み聞かせを保護者の方々がしてくださっていたのですが、

卒業間際の1~3月に「どんなものを読めばよいでしょう」と相談されました。

いっそのこと、読み聞かせではなく、その時間に保護者の方々の思春期時代の話をしてもらえませんかとお願いしました。卒業を控え、きっと通じるものがあるはずです。と。

部活の話、恋愛の話、失敗談、受験の話、いろいろな話をしてくださいましたが、とても良い時間だったなと今でも思い出します。

15年も前の話です。あの子たちも立派な社会人になっていることでしょう。

今朝も、読んでくださった後に、保護者の方と子供たちが意見交換する場面もありました。

そんな交流が実はとても大事な時間になっていたりもします。

ありがとうございました。