最近の学校の様子から

10月20日 6年生 主権者教育

主権者教育とは、単に政治の仕組みについて必要な知識を習得させるのみならず,主権者として社会の中で自立し,
他者と連携・協働しながら,社会を生き抜く力や地域の課題解決を社会の構成員の一人として主体的に担う力を,
発達の段階に応じて身に付けさせるもの、と位置付けられています。

 

本校においても、多摩市選挙管理委員会の協力を得て、毎年6年生に対する出前授業を行っています。

6年生の児童は、6年後に選挙権をもち、政治へ直接参画します。

その際に、主権者として責任をもって政治へ参画できるように、模擬選挙を行い、議会制民主主義における自分たちの代表である議員を選ぶ「投票」という権利の行使を体験します。

 

テーマは給食の残菜をゼロに近づけるために、3名の候補者がそれぞれの主張を演説します。

美食党の、馬居問 空蔵

発育向上党の、芭蘭栖 栄子

食の安全党の、茂田井 奈衣代

 

3名の主張に感銘した児童が、応援演説を行います。

 

いよいよ投票です。

名簿チェックの後、投票用紙を受け取り、記載台で候補者の名前を書き、投票箱へ投票します。

ちなみに、この授業で使われている記載台や投票箱等の機材は、実際の公選挙で使われているものです。

 

開票作業は、選任された委員により行われました。

 

食の安全党から立候補した、茂田井 奈衣代が当選です。

 

当選証書を受け取りました。

 

この模擬選挙には子供たちの食品問題への意識が現れていることになります。

選挙結果は多数の民意が反映されたことになりますが、当選者を選ぶだけが政治参画ではありません、というお話を選挙管理委員会の方にいただきました。

当選後の議員が、どんな政治を行うのかもしっかりと見ていきましょう、そして、どうすれば自分たちの暮らしが、よりよくなるのかも考えていきましょう、とのことでした。