最近の学校の様子から

わかば 相談まちがいさがし

9月18日、特別支援教室「わかば」の小集団指導で「相談まちがいさがし」の学習をしました。
話し合いながらコミュニケーションをとる練習をするために、
ゲームにはいくつかのルールが仕組まれています。
ます、初めに、教員がゲームのやり方をローププレイでやって見せて、
ゲームの進行のイメージを視覚的に捉えさせるとともに
発話の事例を提示して、安心して取り組むことができるようにします。
また、気を付けた方がいいところは、わざと間違って見せたり、
思った通りにいかなかった場合の対応の仕方について示したりします。
 
「相談まちがいさがし」は、2枚の絵の違い(5か所)を見つけるゲームです。
1枚の絵はチーム全員の目の前にあります。
もう1枚の絵は1人ずつしか見ることができない場所にあります。
初めに、見に行く順番や、何を(どの部分を)見てくるのかを相談します。
 

見に行くのは交代交代で1チーム12回までです。
戻ってきたら、見たところに違いがあったか、同じだったかを報告しますが、
見てくる1回について報告は1つしかできません。
もし、見てきた部分以外に何か違っていいそうなところを見つけても
報告することはできません。
そのため、次の人に
「◇◇の部分が◇◇のように違っていそうなんだけれども見てきてくれますか。」
と会話が進むように仕掛けてあります。

ロールプレイが終わったら、ルールや会話例を確認をしたり
気を付けることを確認したり、知りたいことを質問したりします。
黒板にはポイントを分かりやすく掲示しておき、
何時でも見ることができるようにしておきます。
 
 
いよいよ2チームに分かれてゲームを始めます。
時間制限が来たら途中でも終わりとなります。
チーム内で話し合いながら間違っているところを見つけていきます。
教員は、グループごとに1人ずつついて子どもたちの受け答えをホワイトボードに記録していき
授業の終末で学習目標を振り返るときに活用します。

両チームとも5つのまちがいを見つけることができました。
会話の受け答えも「◇◇を見てきてもらえますか。」「◇◇は同じでした。」
など、上手に進めることができました。