最近の学校の様子から

5年 令和2年度藍染め

12月22日、23日、24日に5年生が藍染をしました。
春から多摩市グリーンライブセンター方のご指導を受けて、
タデアイを育てるところから始めました。
道具も多摩市公園緑地課、グリーンライブセンターからお借りしました。
いよいよ、自分たちで育てた藍で布を染めます。
1日、1学級ずつ行いました。
子どもたちは、事前に染め方を調べ、染めたい模様をイメージして、
それぞれが布に模様がつくように折ったり輪ゴムを付けたりしています。

この日の作業は、染色液を作ることと、用意していた布を染めることです。
葉に水と薬品を入れで煮出す作業を3回行って、濃い染色液を作ります。
刈り取って乾燥させておいた葉を煮ると、
いい香りとは言いがたい藍独特のにおいが学校中に広がります。
 
タデアイに含まれているインジコという色素は水に溶けません。
還元されたインジコはアルカリ性溶液に溶けます。
そのため、インジコを水に溶かすために水をアルカリ性にする薬品と
水素を発生させて還元させる薬品を入れて煮出します。
 
煮出すこと3回。染色液を濃くしていきます。
今回はろうけつ染めに挑戦する子どももいました。
 
多くは絞り染めです。ビー玉やペットボトルキャップを輪ゴムでしばったり
折りたたんで板でしばったり、棒に巻いて輪ゴムでしばったりしています。
 
 
 
還元したインジコを布に染み込ませます。
インジコを定着させるためには酸化させなくてはなりません。
染色液につけた直後は黄緑色ですが、空気でさらして酸化させ、
布に藍色のインジコとして定着させます。
 
だんだん藍色になっていきます。

それぞれ個性的な作品ができ上がりました。日本の伝統文化を感じられたと思います。