最近の学校の様子から

6年 燃料電池って何だろう?

6月29日。6年生が東京ガスの出前授業「燃料電池って何だろう?」を行いました。
6年生は事前に生活で使われているエネルギーを調べ、
電気、ガス、石油が使われていることが分かりました。
電気が半分を占めています。

次に、生活で使う電気を発電する方法について教えてもらいました。
コイルに磁石を近づけたり遠ざけたりすると発電できます。
これを高速で行うために回転させて発電をしています。
回転させるために風車のようなタービンを使います。
タービンを回すために水蒸気を使う方法が火力発電です。
火力発電は化石燃料を使って火をたきます。
火力発電は安定した電力を生み出しますが、二酸化炭素を排出します。
一方、水力・風力発電は水や風の力でタービンを回します。
二酸化炭素は出ませんが、安定した発電はできません。
 
  手回し発電機で人力発電     プロペラに風を当てた風力発電
燃料電池は水素と空気中の酸素を使って電気と熱を取り出す反応です。
水の電気分解の逆の反応なのです。
ですから、生成物は水だけ。クリーンなエネルギーです。
問題は水素の供給と燃料電池(セル)の値段と耐用年数。
高いお金を払って電気を買うか、二酸化炭素の排出を抑えるか、難しいところです。
 
四角い黒いものが燃料電池(セル)。水素ボンベで水素を供給します。
発光ダイオードを光らせたり、電子メロディーを鳴らしたり、
プロペラを回したりして発電されていることを確かめました。

新しいエネルギーに触れることができました。