最近の学校の様子から

9月30日 4年生・ふたば4年 下水道の学習

東京都下水道局の方々に来校していただき、4年生が下水処理の学習をしました。

 

 

最初は沈殿実験です。

ビーカーの水に土を入れて、真っ黒に濁った泥水をつくります。

しばらく置いておくと、濁りが薄くなります。

ビーカーの底に土が沈殿し、上部の水は透明に近付きます。

 

上部の水だけを別のビーカーに移します。沈殿物が移らないように気を付けます。

この作業を何度も行うことが、水再生センターの下水処理なのだそうです。

実験を通して、自然に帰った処理済みの下水が循環していく仕組みも学びました。

 

続いて、ティッシュペーパーとトイレットペーパーの実験です。

ビーカーの中でティッシュペーパーとトイレットペーパーをかき混ぜます。

トイレットペーパーは細かく分解されますが、ティッシュペーパーはボール状になり溶けません。

 

ティッシュペーパーをはじめ、油などの水に溶けにくいものは下水道管の中でボール状になるそうです。

その個体のことを「オイルボール」と呼び、管の詰まりの原因となったり、個体のまま川や海に流れていき、環境汚染の原因になったります。

 

水の循環や下水処理についてたくさんのことを学び取りました。

4年生は、社会科見学でも水の学習を予定しています。