最近の学校の様子から

なな山自然観察会 令和4年早春

3月26日、多摩市に残っている里山である「なな山緑地」へ早春の花を見に行きました。
なな山緑地は百草団地の南にある里山です。
なな山緑地の会の方が手入れをしています。
里山は人間が手を入れるからこそ多様な生物が生息することができます。
この冬の間に下草を刈り、道を整備して、見違えるほどきれいになっていました。
たくさんのボランティアの方の労力があったことが分かります。
なな山緑地のホームページはこちら→ なな山緑地の会
なな山自然観察会は季節ごとに年5回計画しているのですが、
前回の冬の観察会は新型コロナウイルス感染症拡大のため中止しました。
昨年秋以来の訪問です。
この日は子ども21名、保護者7名、教員4名、合計32名が参加しました。
 
入口広場にはスモモの白い花と、ピンクの桜エドヒガンが満開です。
たくさんのなな山緑地の会の方が準備やガイドをしてくださいました。
ありがとうございました。
 
広場にはオオアラセイトウ(ムラサキハナナ)やヒメオドリコソウも咲いていました。
ヒメオドリコソウは学校にも咲いています。
 
西の山から観察します。
春、一番早く花が咲く木、ウグイスカグラの花をあちらこちらで見ることができました。
キクの仲間のヤブレガサは葉が地面から出てきたところでした。
傘と付く名前の由来が良く分かります。
 
タチツボスミレ(赤円)はなな山全体に分布していますが、花の色が濃いニオイタチツボスミレは
西の山の頂上だけに分布しています。スミレは今が見頃です。
 
モミジイチゴの花も満開です。
 

 
アセビ(アシビ・馬酔木)の花は満開を越えていました。
ツヅジの仲間で有毒です。漢字で馬が酔う木と書きます。
 
ヒイラギナンテンの黄色い花もあちらこちらで見ることができます。
 
今回の観察会の一番の目玉は何といってもこのシュンランです。
春、一番早く、3月中旬に咲くランです。大きな黄緑色の花が1輪ずつ咲きます。
 
シイタケも収穫させていただきました。落葉のそり遊びもさせていただきました。
 
絶滅危惧種タマノカンアオイの花は、まだ、つぼみ(赤円)でした。
次回、春の観察会の時には咲いていることでしょう。
 
在来種のカントウタンポポも咲いていました。学校でもプールの前に咲いています。
秋に観察したマンリョウの赤い実もまだ残っています。マンリョウも学校にあります。
 
カブトムシが欲しい子には木の下にいる幼虫をあげました。
買い方を調べてこの夏成虫へ羽化させてください。

次回は春の観察会です。
春の観察会は4月16日(土)を予定しています。(予備日は5月7日(土))
令和4年度の予定は以下の通りです。
夏 7月16日(土)、予備日7月23日(土)。
秋 11月23日(水)勤労感謝の日、予備日11月26日(土)
冬 1月21日(土)、予備日2月18日(土)
早春 3月25日(土)、予備日3月28日(火)
ぜひ、ご参加ください。

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