最近の学校の様子から

11月30日 6年生・ふたば6年 がん教育②

先週に引き続いて、がん教育の2回目の授業を行いました。

講師は、NPO法人がんノートの代表理事を務める、岸田 徹先生です。

その他にも、国立がん研究センターの職員、厚生労働省がんとの共生のあり方に関する検討委員、東京都教育委員会がん教育外部講師など、ご自身のがん闘病経験を生かした、様々な活動をしていらっしゃいます。

また、大手生命保険会社のCMにも出演されています。

本校には、昨年に引き続き2回目の来校です。

 

授業は前半を校長が行いました。

身近な人ががんになったときに、どんなことができるだろうか、というテーマで小グループの討論をしました。

視点を「自分の健康や生きることの不安」「家族への思い」「その他」の3点に設定して、様々な意見が出されました。

 

後半は岸田先生の授業です。

自己紹介に続き、ご自身の発症から退院、現在の活動に至るまでの経緯を笑いを交えて、お話していただきました。

現在の活動については、「患者の側に立った情報も、医療と同じくらい大切だ」との思いから始まったそうです。

子どもたちへのメッセージとして「Think big」「幸せだから笑うのではなく 笑うから幸せなのだ」との言葉を送っていただきました。

「Think big」は闘病中に先輩から送られた言葉だそうです。

 

「幸せだから笑うのではなく 笑うから幸せなのだ」はアランの幸福論でも有名な言葉ですが、岸田さんの主宰する「がんノート」にコメンテーターとして出演された20代の女性が発した言葉だそうです。

出演当時に余命宣告を受けていた女性が笑顔で語った様子と、その言葉にとても感銘を受けたとおっしゃっていました。その場面は地上波のニュース番組でも紹介されていて、今日はその動画も見せていただきました。

 

 

この学習は、答えを求める学習ではありませんが、限られた時間の中で自他の健康やかけがえのない生命の大切さ、大切な人とのつながりなどについて考え、意見を交わすことができました。

 

最後に岸田先生への質疑応答があり、授業が終了しました。

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