最近の学校の様子から

3年 影の観察

10月21日、3年生が屋上で影が動いているのかを確かめる実験をしました。
影踏みの活動などから、子どもたちは同じ時ならば影の向きが同じであることや
時間が違えば影の向きが違っていることに気付きました。
そこで、時間が違っていれば影の向きが変わるのかを確かめる実験をすることになりました。

この実験は、観察場所を同じにすること、同じ物の影を観察すること、
時間をおいて観察することという実験方法を計画できることが重要です。
このような変数の制御を意識することは、これからの学習の基礎となります。

屋上に棒を立てて、棒の位置が動かないように印を付けてから観察しました。
変化しているかを見るためには、観察する時刻は最低2回必要ですが
時刻の変数を多く取って観察した方が、より詳しく観察できます。
そこで、今回は、4回観察して変化があるかどうかを調べることにしました。
このように、変数の取り方についても自分で計画できるようになることが必要です。

白い線が観察記録です。

棒の影と人の影が同じ向きであることが分かります。
同じ時刻ならば影の向きは同じ向きなのです。
子どもたちは時刻によって影が動いていることを確かめました。
そこで問題が生まれました。どうして影が動いているのかということです。
「影は太陽の光が関係しているのではないか。」
「太陽の光が障害物にさえぎられて影ができるはずだ。
だから、影の反対側の向きに太陽があるはずだ。」
「そうすると太陽は動いているはずだ。どのような動き方をするのか。」
という疑問です。
これから、太陽が動いていることを確かめます。