日誌

共感、気持ちを受け止める

   ~共感、気持ちを受け止める~
 学校の先生に「共感することが大切」とか、「子どもの気持ちを受け止めてやってください」と言われることがありますが、具体的にどういうことなのかわかりますか。

  子ども:「学校に行きたくない」と言ったとします。
  母親:「どうして?」と聞くと思います。
 その後色々話をすると思いますが結論は、
  母親:「でも、学校は行かなくちゃだめ」と言うでしょう。
 これは、子どもの気持ちに共感し、受け止める対応ではありません。
  母親:「行きたくないなら、休めば」と言うのがいいでしょうか。

 これも、子どもの気持ちに共感している対応とは言えないと思います。なぜなら、子どもも、そんなに簡単に学校は休めるものではない、と知っているからです。では、子どもの気持ちに共感し、受け止める対応とは、どういう言葉でしょうか。

  母親:「学校へ行きたくなくなるくらい、学校がつらいんだね」
  母親:
「そんなつらい中で、よく今まで行っていたね」
という言葉です。「いい」とも「だめ」とも言わず
その気持ちを受け止め言葉にして返し、今までの頑張りを認める。それだけで、子どもは楽になり、もうちょっと頑張ってみよう、と思えることがあります。これが、共感する、気持ちを受け止めるということだと思います。