日誌

「百葉箱」を設置しました。

 令和3年12月25日、校庭西側ヒマラヤ杉の近くに「百葉箱(ひゃくようばこ・ひやくようそう)」を設置しました。
  
 「広辞苑」で調べると、「気象観測用の白ペンキ塗り鎧戸(よろいど)の箱。天井に通気筒を設けて通風をよくし、温度計・湿度計などを入れておき、気象要素を観測。」と説明があります。

 小学校の理科教育では、学習指導要領解説「理科編」の4年生「天気の様子」の項目で、天気や気温の変化に着目し、観測方法が身に付くよう「百葉箱」を利用することが例示されています。

 「百葉箱」の名前の由来ですが、中国・清代の「百葉窓」であると考えられるとしています。「百葉窓」とは、清朝の離宮である円明園などにみられるもので、日本では「ガラリ」や、板簾(イタスダレ)と呼ばれるものと同様なものらしいです。ちなみに「ガラリ」とは建築用語で羽板を取り付けた物、直射日光や雨を遮り空気を流通させるため、窓に間をすかして取り付けた幅の狭い薄板のことをいいます。つまり、百葉箱とは、通風をよくするための鎧戸風の部分の形が百葉窓に似ているところからきた名称らしいです。(所説あります。)
 昨今「地球温暖化」が問題視されていますが、児童にとって、「科学的な視野」が広まり、「論理的な思考」が深まるよう、有効に活用していきます。