日誌

クラスの日

 10月4日(金)の朝の活動は、クラスの日でした。今回は、「特別支援学級って何?」でした。特別支援学級には障害の種類によって、弱視、難聴、知的障害、肢体不自由、病弱・身体虚弱、言語障害、自閉症・情緒障害の7種類の学級があ り、現在本校では理解に困難な場面が見られる児童を対象とした知的障害学級が設置されています。 これまでに本校では、平成19年度に知的障害学級、平成24~28年度に自閉症・情緒障害学級、平成29年度から現在までが知的障害学級が設置されています。特別支援学級は、障害の程度が比較的軽度であっても、通常の学級における教育では十分な教育効果を上げることが困難な児童生徒のために設置された学級です。原則として、小学校または中学校の学習指導要領にそって、児童生徒一人一人の障害の状況や特性に応じた指導・支援を行っています。本校では、国語・算数を2組教室で通常学級とほぼ同じ進度で学習することを前提としていますが、理解が不足している場合は下学年での復習を同時に進めています。ほぼマンツーマンなので、このような学習展開が可能です。社会・理科・音楽・図工など、国語・算数以外の教科は、交流学習として通常の学級での授業に参加しています。特別支援学級では、自立活動として、あいさつや食事の基本的生活習慣の育成や遠足等の校外学習への参加態度、学校行事へ臨む態度の育成として、本校では週1時間設けて、自立への基礎を養っています。
 特別支援学級の児童も通常の学級の児童も毎年所属先の検討が行われるので、次年度特別支援学級から通常の学級への変更する場合もあります。
 また、本校PTA会員は、知的障害者とその家族を支援するための活動を行う民間団体である「手をつなぐ親の会」会員でもあり、毎年の大会に参加したりするなど、活動への支援をしています
 「特別」という名前なのですが、教育課程が特別だったり、指導体制が個別指導が中心となったりするだけなのです。しかし、病院での院内学級や特別支援学校の経験がない通常学級の子どもたちは、同じ建物の中で生活している特別支援学級の子を「特別」と見たり、自分たちと比べて少数なために異質と感じ、たまに蔑視する児童がいます。そこで、クラスの日でテーマにしてみました。どのクラスも担任が児童の実態に合わせて、効果的な展開ができるよう努めていたようです。
 なお、1年生の様子はデータを消去してしまい、紹介できません。ごめんなさい。