木間ケ瀬中「歳時記」

木間ケ瀬中「歳時記」

12月7日(月)

 暦の上では今日,二十四節気の「大雪(たいせつ)」を迎えました。山沿いでは関東地方でも既に積雪がみられますが,この「大雪(たいせつ)」頃から関東平野部でも雪が降ると言われています。今朝の冷え込みなどを考えれば納得ですね。
 さて,この週末5日(土)には野田市体育協会主催の「平成27年スポーツ表彰」が行われました。この1年間スポーツにおいて顕著な活躍をしてきた選手・指導者に賞が贈られました。小学生から大人まで,様々な種目での受賞です。その中で木間ケ瀬中学校2年生レスリング部「佐々木風雅くん」も立派に受賞されました。全体としては高校生では西武台千葉高校の陸上部・女子バドミントン部,中学生では西武台千葉中学校の男子・女子それぞれのバドミントン部の受賞が目立ちました。今回受賞された中学生や高校生,年代的には「東京五輪」世代とでも言える「金のたまご」です。それぞれの今後の活躍を期待したいものです。
 さて,この表彰に先立って記念講演が行われました。講師は「元早稲田大学駅伝部監督・現住友電工駅伝部監督の渡辺康幸さん」でした。渡辺さんは千葉県出身,市立船橋高校卒業で早稲田大学時代には箱根駅伝で優勝した経歴を持ち,その後低迷していた早稲田大学駅伝部の監督に就任し,見事早稲田大学を箱根駅伝で優勝させた立役者です。そしてこの4月より住友電工の駅伝部の監督として,世界に通じるランナー育成のために励んでいらっしゃいます。たくさんの貴重なお話をいただきましたが,その中で「監督さんたちにお願いです。走らせすぎないでください。走るのが嫌いになったらもう絶対に伸びません」という言葉が印象的でした。またこうも話されていました。「選手の皆さんは指導者の指示に従うだけでは勝てません。自分なりに何かをプラスしなくては勝てません」。
 私なりに解釈させていただけば「主体的」に練習に取り組むことが可能性を伸ばす。そのために指導者は様々な援助や支援が必要なんだと話され,このお話はスポーツだけはなく,教育全般に通ずる話だと噛みしめさせてもらったご講演でした。

 PS:同じく5日(土)には市内駅伝大会,市P連研究大会なども行われました。皆さんご苦労様でした。