木間ケ瀬中「歳時記」
3月7日(火)
さて,年度末をむかえた今改めて数字が気になります。年度はじめの4月,私は二つの数値的目標を掲げました。一つはこのホームページです。4月6日始業式の日のホームページの「カウンターは22629件」を数えていました。昨年度6月より更新し続け,昨年度中に約17000件ほどの計算になります。そこで「平成28年度中に45000件」を達成するという目標です。PC画面でこのHPをご覧の方はおわかりのとおり,今日明日にも目標を遙かに超える「50000件」を超えそうです。皆さんのおかげだと改めてありがたい気持ちでいっぱいです。
もう一つの数値的目標は自主学習ノートの全校トータルの冊数です。4月当初全校生徒に一冊ノートを配り,使い終えると私(教頭)のところに見せに来ます。そして新しいノートを一冊手渡します。このサイクルを続け「平成28年度は全校で1500冊」という目標です。3月6日昨日現在で1370冊まで来ています。「微妙です・・・」。学力向上の一つの手立てとして行っていますが,もちろん「量をやれば」「冊数が多ければ学力が上がる」という単純なことではありませんが,まずは学習習慣の確立が目的です。全校生徒330名,ひとり5冊計算の1500冊,一人で20冊を超えている生徒がいることからも,全校生徒の学習習慣の確立は数値で見る限り,未だ達成できていません。今年度も2週間とちょっと。来年度の自分のために,今年度の復習をきちんと行っておきましょう!
*受検生のみなさん,気をつけて行ってきてくださいね!(受検番号を間違えないように・・・)
3月8日(水)
さて,今日から卒業式まで特別日課が続きます。既に3年生は始まっていますが,今日から1・2年生合同での卒業式練習が始まります。卒業式はみなさん小学校で経験しています。主役はもちろん卒業生3年生です。ただ中学校の卒業式は義務教育9カ年の卒業という意味もあります。中には4月から就職し実社会で働くする仲間もいます。そんな仲間にとっては人生最後の卒業式になります。また卒業生の保護者の皆さんも同じく主役です。もうご存じのとおり義務教育には「9カ年の教育を受けさせる義務」が保護者に課せられています。お腹を痛めてこのように生を授かった赤ちゃんだった我が子を,15年かけてここまで立派に育てるということは並大抵のことではありませんよね。波瀾万丈の15年を終え,保護者としての義務を終える日,そんな証が卒業式なのです。そんな人生大切な節目「卒業生」に立ち会える1・2年生は幸せですよね。1年後,2年後の自分が中学校を羽ばたく瞬間を思い浮かべ,イメージを重ねながら卒業式に参加してほしいものです。学校にとって卒業式とはもう一つの意味があります。今年度一年間の全教育活動集大成の場でもあります。厳粛で張り詰めた空気の中で全校生徒一人ひとりが自分の立場で「今何ができるか」「何をすべきか」を考えて今日から練習に臨みましょう。
*今日の体育館は一段と寒いでしょうね~ 暖かくして登校しましょう。
今日にも「50000件」達成でしょうか・・・
3月9日(木)
<3年生を送る会> 13:45~15:15 駐車場は天気も良いので校庭をご利用下さい。
* 会の性質上,体育館への途中の出入りは控えて頂きたいので,お時間の許す方,最初から最後まで参観してくださいね! きっと涙しちゃいますよ・・・
祝・50000件達成!
皆さんのおかげだと感謝するとともに,これからも頑張っていきますのでどうぞよろしくお願いします。
3月10日(金)
さて昨日3月9日は「サンキューの日」「ありがとうの日」でもありました。少し思い返してみてください。皆さんは昨日一日で何回「ありがとう」を言いましたか?意外と少なくありませんか?私自身こんなキャラ(どんなキャラ?)なので「ありがとう」という言葉を恥ずかしくてあまりいうことができません。「ありがとう」の場面になっても「どうも!」とか「サンキュー」なんて言葉でごまかしてしまうことがあります。特に家族の間では尚更です。そんな私でも常日頃できるだけ「ありがとう」を言うように心がけています。そんな人のために「ありがとうの日」があるのかもしれませんね!「ありがとう」って言われていやな気持ちになる人はいませんし,「ポッ」って胸が温かくなりますしね!
そんな「ありがとう」という「魔法の言葉」を自然といえる季節です。3年生は15歳の春,難しい年頃でどんなにイキがってみても,心はまだまだ子ども。決して自分一人で勝手に大きくなったわけではありません。夜泣きのたびに目が覚めミルクをもらっていたこと,急な発熱で急いで病院に連れて行ってもらったこと,「ダメ」なものは「ダメ」と教えてもらったこと,家族で旅行に連れて行ってもらったこと,サンタさんだとばれないように夜中にプレゼントを用意してもらっていたこと,雨が降って車で送り迎えをしてもらったこと,当たり前のように毎日食事があること,洗濯した服を着れること,ここまで育ててくれたこと・・・そんな15年間を振り返ることができるのが中学校の卒業式ではないでしょうか。日頃は反抗期で生意気なお子さんだって心ではわかっているものです。家族という近い存在だからこそ言えない魔法の言葉「ありがとう」。そんな言葉の代わりに卒業式当日は態度で感謝の気持ちを伝えてくれるはずです。
そんな15歳の春の若者をみるたびに中学校の教員で良かったなと思うものです。中学校の教員としての責任を果たせたかどうか,それが試されるのも卒業式だということですけどね。
* 卒業生の保護者の皆さん,天気は大丈夫そうです。14日卒業式の当日は,お子さんの「今までありがとう」の姿をしっかりと見届けて下さいね。ハンカチをお忘れなく!間違えましたバスタオル(?)が良いかも・・・
今日は素直な気持ちで,魔法の言葉を使い何人の心を温めることができるのでしょうか?
3月11日(土)
さて今日は3月11日。6年前の今日「東日本大震災」が発生しました。今も記憶に残っているところです。6年前の震災当日は,野田市の中学校では卒業式が行われ午前中に生徒は下校していたため惨事には至らず胸をなでおろしていたものです。あれから6年・・・
2万1千人以上が犠牲となり,今も約12万3千人の方々が日本中に散らばり避難しており,そのうちの3万4千人の方々は,いまだ仮設住宅での生活を強いられているそうです。そして復興に向け頑張っている被災地の方々がいる一方で,世間では原発事故からの避難している児童生徒に対する,心ない言動「いじめ」が報道されています。教育者として,というより一人の人間として,胸が痛くなるばかりです。3月11日という今日という日にぜひご家庭でも話題にしてみてください。
「どんな気持ちで避難し転校してきたんだろう?」「もし木間ケ瀬中にそういう転入生が来たらどうする?」・・・
被害はあったものの直接的な大きな被害はなかった野田市に暮らす者として,こういう世の中と真正面から向き合い,人の気持ちを考えて行動できる子ども達を育てていきましょう。そしてみんなが安心して生活できる学校,地域,国を目指しましょう。そんな第一歩は一人一人の中学生と向き合い語り合い心に訴えることではないでしょうか。
*学校では今日3月11日(土)東日本大震災で犠牲になった方々に追悼の意を表し「半旗」を掲げます。