木間ケ瀬中「歳時記」

木間ケ瀬中「歳時記」

11月30日(水)

 昨日までの北風もおさまり,キーンと澄んだ空気がどこか気持ちよい朝を迎えています。
 今日・明日と第4回定期テストです。この時間も早起きして夕べまでの試験勉強のおさらいをしている生徒もいると思えば,外気だけではなく教師として身も心も引き締まります。
 さて昨日は「いい服の日」でしたが,今日も服装について少し触れてみます。これは我々一般的な教師の服装です。皆さんは「教師の服装」と言えばどんなイメージを持っていますか?「ジャージ?」「白衣?」「スーツ?」それとも「スーツに白い靴下・運動靴(?)」など一般的に様々なイメージが持たれている教師です。睡眠時間を除けば,生徒にとって一番長い時間一緒にいる大人は,実は学校の先生ですよね。小学校の先生は,それこそ小さな子供たちと一緒に学び,体育もし,昼休みは一緒にドッジボール・・・ ジャージが仕事服でしょうか。今は毎日のように来客等の対応があるため,毎日スーツにネクタイですが,もともと体育教師だった私も常にジャージでした。そのジャージにも私なりにこだわりがあったものです。前任校では体育だけではなく技術科を担当しており,この時は作業着のような服装で生徒の前にたっていたものです。そして放課後のサッカー部指導の時間にはジャージに着替え,蹴りもしないのにサッカースパイクを履いていたものです。
 よく生徒たちに「けじめをつけなさい」「切り替えなさい」と我々教師は指導します。しかし,我々教師がその時々のTPOに即した服装をしていたとすれば,ずいぶんその指導は減るのではないかと思っています。体育の先生がスーツじゃおかしいですし,「意欲的な学び」は期待できません。仮に必要なくても理科の先生が白衣を着ているだけで「科学的な学習」のイメージに切り替えられる生徒も少なくないのではないでしょうか。私の中学時代の英語の先生は,教室に入るなり必ず一言二言英語で独り言を言っていたものです。意味などわかりませんでした。でも「これから英語を学ぶ」という心の準備が自然とできていたように振り替えれます。つまり我々教師は授業うんぬんの前に,学習の雰囲気づくりまでできて一人前の教師だと若い先生たちには話しています。生徒たちにとって一番身近な大人(見本)ですからね。

*でもジャージは楽なんですよね。「おっといかんいかん・・・」  今日は集金日です。おつりの無いようにご協力ください

11月29日(火)

 今日は「11月29日いい肉(にく)の日」ですね。どちらかといえば肉食の私にはたまらない響きです。そんなことはどうでもよい情報でしたね。
 今,3年生は受験に向けて面接試験の練習が始まっています。面接試験とは「ありのままの姿」を判断するために行われるものですが,その言葉を鵜呑みにしてはいけません。大人の世界には時と場に応じた「TPO」を使い分けて行動することが求められます。その手始めといったところでしょうか。「本校を志願した理由を教えてください?」「はい,恵まれた環境の中,学習や部活動に精一杯取り組みたいと考えており,体験入学の際に先輩方や先生方の手厚く,そして優しくご指導いただき,ぜひこの学校で3年間がんばりたいと思い,貴校を志願しました」なんてどこの中学校でも受験生は何度も何度も練習しています。そんな世間一般の中学生と同じ土俵に上がるためには,それなりの練習・準備が必要でしょう。面接試験でもう一つ大切なことがあります。「身なり」です。小学校では「個性(?)」として扱われていた服装や頭髪などは,受験にはもちろん通用しません。まただらしない制服の着こなしや,上履きのかかとを踏んだ跡すらマイナス要因です。また制服の肩口に「フケ」が積もった容姿では好印象はのぞめません。ですから中学校では,いざというときに困らないように,細かく「校則」という形で身だしなみを整えてているわけです。大人の皆さんならこの「TPO」をご理解いただけますよね。3年生の皆さん,今からできる準備は今のうちにしておきましょうね。これから忙しくなりますよ。
 そんな「服装」についての話題でしたが今日11月29日は「いい服の日」でもあったんです。身だしなみを整えて,今日も一日がんばりましょう!

 *今日は渥美 清さんが演じた「寅さん」の誕生日だそうです。映画の中で一瞬だけ見えた履歴書の誕生日が「11月29日」だったそうです。

11月28日(月)

 いよいよ11月の最後の週の始まりです。
 少し前の話になりますが,いつものように新聞に目を通していると,気になる記事が掲載されていました。それはマリリンモンローのドレスが5億3千万円で落札されたという記事です。いくらマリリンモンローのドレスとはいえ・・・ と半信半疑で記事を進んでみると,1962年にマリリンモンローがケネディ大統領の誕生祝賀会で「ハッピーバースデー・ミスタープレジデント」という今でも有名な場面で唄った時に着ていたドレスだそうです。マリリンモンローはその2ヶ月半後に死亡しており,その翌年にケネディ大統領は暗殺されてこの世を去っています。もともとこのドレスはアメリカの投資家が所有していたそうですが,その投資家が亡くなったことをきっかけに,今回のオークションで人の目に再び現れたということだそうです。
 ちなみにマリリンモンローの有名なシーン,地下鉄の通過でスカートが舞い上がるあのシーンで使われていたドレスは,2011年に約6億円の値がついたそうです。
 「フ~ッ・・・」我々庶民はどうリアクションしてみれば良いのかすら,見当がつかない世界のお話でした。

 *30日(水)1日(木)と第4回定期テストが行われます。自分のこれまでの授業を振り返り,自主学習を活用し,しっかりと復習しておきましょう。

11月26日(土)

 今日は土曜授業です。連日寒い朝が続いていますが,久しぶりの土曜授業がんばっていきましょう。
 突然ですが,あなたは「猫派」ですか?それとも「犬派」でしょうか?といってもどっちが好きかということではなく,性格がどちらに近いでしょうか?というどうでもよい質問です。一般的に「♪犬は喜び庭駆け回り,猫はコタツで丸くなる♪」って歌に代表される犬と猫の違いです。一昨日の積雪,昨日の路面の凍結などで改めて私自身「犬」だと実感しました。雪の予報が本格化してきた勤労感謝の日,我が家の車3台のタイヤをスタッドレスタイヤに履き替えました。休日なので暖かい昼間にやればよい作業を,なぜか朝の7時からやっている自分が不思議でなりません。そうです。ワクワクしていてもたってもいられなかったのでしょう。と言っても雪が好きなわけでも寒いのが好きなわけでもありませんが,なぜかワクワクしちゃいます。長年連れ添うと敵もあっぱれ,妻の車のタイヤ交換が終わりそうな頃に,どこかでみていたかのごとく「あれタイヤ交換してくれたんだ・・・寒いのに昼間やれば良かったのに・・・」と言いながら家の中にそそくさと入ってストーブの前でぬくぬくしていました。そして雪当日,タイヤ交換も終え大丈夫なはずなのに,ここでもなぜかいつもより早く起き、家の外へ・・・「なんだ雨か・・・」なんだじゃないですよね~ 雪だけではなく,実は台風の時も同様の自分がいます。どことなくソワソワ・ウロウロ・・・ 明らかに私は「犬派」でしょうね。幸い教師という職業は「生徒の安全」を第一に考えなくてはなりません。「雪」が降れば歩道や校内を雪かきし,「台風」となれば校舎内外の不要物をしまい・・・ そう考えると「犬」で良かった,じゃなくて「犬派」で良かったと思わされた今回の観測史上希な11月の積雪でした。

11月25日(金)

 予報されていたとはいえ、昨日の雪には驚かされましたね。都心で11月に雪が観測されたのが54年ぶり,そして積雪を観測したのが1875年の観測史上初めてとなる雪だったそうです。その名残で,今朝は冷え込みが厳しくなっています。6時現在,グランドでマイナス3℃をメモリが指していました。真冬以上に真冬(?)ですね。今朝、出勤途中にはあちらこちらで路面の凍結がみられました。交通量も増え,登校時間帯には多少緩和されると思いますが,登校には十分に気をつけてください。また昨日同様に朝の部活動を中止にしていますので,時間に余裕を持って登校させてくださいね。
 さて以前もお話しましたが,その昔,冬のスポーツをしていた関係で,遠征で世界中の真冬の山を経験してきました。よく「世界中の冬を経験しているんだから・・・」といわれますが,不思議なことに日本と北米,また欧州とでは同じ雪、同じ凍結でも全く違うものです。その国々の自然環境が違えば全て変わってくるのでしょう。そういえばよく、スキーヤーが「北海道と上越の雪は違う」と言いますが,まさにその通りです。海外の遠征では自分たちでレンタカーを借りて転戦しますが,これには気を遣います。カナダでレンタカーを借りたときにはスタッドレスタイヤではありません。オールシーズンタイヤといい「これで大丈夫?」ってタイヤですが,大丈夫なんです。路面温度が低すぎて,タイヤがバリバリ貼り付くのです。冷凍庫状態でしょうか。ノルウェーでは気温は低いのですが,雪の粒が小さく軽くフワフワなのでタイヤが雪に食いつきません。下り坂など冷や汗ものでした。今までの経験全てを総合すると「滑って当たり前!」と覚悟を決めて車の運転,歩行することです。その一歩が滑ると思えば,自然と慎重になりますよね。

 読者の皆さん,今日は滑りますよ! 慎重に・・・ 防寒対策も忘れずに・・・  「うう,さぶ・・・」

 *ちなみに2年生が訪れる長野県菅平高原の今朝の気温はマイナス16.2℃だそうです・・・