木間ケ瀬中「歳時記」

木間ケ瀬中「歳時記」

2月16日(火)

 昨日の朝とは打ってかわって,今朝は氷点下の朝を迎えています。また全国的にインフルエンザの流行が報じられています。栄養と休養を心がけ,体調を崩すことのないようにしましょう。
 さて,いつものように話題を探していると興味深い記事がありました。「インドで隕石に当たって男性が死亡した」という記事です。読み進めていくと,どうやらその真偽のほどは定かではありませんが,関連して「実際に隕石に当たる確率はどれくらいなのだろうか?」と計算により割り出した数値が出ていました。実際のところ隕石はそれこそ星の数ほどありますが,地球に落下してくる数は限られています。また仮に地球に落ちてきても大気圏に突入する際に,多くは燃え尽きてしまい地表にはほとんど落ちてきません。希に大気圏から燃え残り地表にまで落ちてきた隕石もありニュース映像に登場していますよね。数年前のロシアに落ちた隕石などは記憶に新しい事故ですが,この時の衝突の衝撃は広島に落とされた原爆の20倍とも30倍とも言われており,衝撃で窓ガラスが割れるなどして1200人が負傷したそうです。さて注目の隕石に当たる確率ですが,その前に自動車事故に遭う確率は1/90,火事に遭う確率は1/250,竜巻はというと1/6万。落雷は1/13万5千,サメに襲われるのは1/800万だそうです。で問題の隕石ですが1/70万とも言われていますが,この数字は衝撃波なども含めた数値なので直撃となると相当低い確率だといえます。数字が小さすぎて見当もつきませんが,例えるなら,私がジャニーズ事務所と契約するくらいの確率(?)でしょうか・・・
 澄ん空気に朝日がさしてきましたね。1.2年生は明日「定期考査」,3年生は千葉県公立校の前期選抜の発表です。 今日も一日がんばりましょう!

2月15日(月)

 昨日の暖かさが残っているのか,温かい空気の生ぬるい朝で一週間が始まりました。そんな暖かい朝から昼間・夜にかけて徐々に気温が下がっていき,冬本来の寒さに逆戻りするそうです。暖かかった昨日との温度差は10℃から15℃だとか・・・これでは体調を崩してしまいそうですね。
 ところで,昨日の暖かさの原因は強く吹き荒れる南風「春一番」の仕業だそうですが,この春一番について調べてみました。
 「春一番」と聞くとなんとなく穏やかで日だまりが心地よい春の到来をイメージするのは,我々の世代「キャンディーズ世代」だけでしょうか。もともと「春一番」の由来は1859年に遡ります。1859年(安政6年)の2月13日,壱岐の漁師53人が五島沖で南からの突風に遭い全員が亡くなったという事故があり,壱岐の漁師の間では,春の初めの強い南風のことを「春一番」と呼ぶようになったという説が残っています(諸説あるようですが)。
 気象庁の発表では昨日2月14日に「春一番」が記録され,その南風が温かい空気を各地に運んできてくれたために記録的な暖かさになったいうわけでした。
 このまま暖かい春にならないかな~ なんて思ってしまいそうな昨日の暖かさと今朝の暖かさですよね。

PS:「三寒四温」という言葉もありますが,一歩ずつ春の足音が近づいているのは確かです。
  夜は「真冬並み」だそうですので,着る服に迷ってしまいますね。それではお気をつけて行ってらっしゃい。

2月13日(土)

 今日は土曜授業です。今年度の土曜授業もあと3回となりました。今日は不気味(?)なほど暖かい朝を迎えています。今日明日と季節外れの「初夏」のような陽気になるそうですので体調など崩さぬよう気をつけましょう。
 さて,2月も中旬。卒業式まで1ヶ月を切りました。来週は1.2年生の定期考査やまだまだ入試が続きますが,中学校にとって1年間の教育活動の総まとめともいえる「卒業式」の季節になってきます。早いですね。3年生の保護者の皆さんは,時のたつ早さを実感しているのではないでしょうか。卒業といえば「別れ」の季節であり,新たな「旅立ち」の節目でもあります。この節目によく似合うのが「桜」ですよね。夏には「ギャー毛虫が~」なんて敬遠したりもしますが,夏の光をたっぷりと浴び,秋にはしっかりと栄養分をため込み冬支度を。そして冬の北風や雪にもじっと耐え,暖かな春を待ち望んでいます。どうですか?言葉を少し換えれば「受験生」のようだと思いませんか。そして春。満を持して蕾を膨らませ一気に,あの薄桃色の花を咲かせます。その開花に誘われたように,我々日本人は「桜」を見に行き春を感じます。しかし「桜」の花は長続きはしません。満開から1週間もすれば「ひらひら」と風に舞う「桜吹雪」もまた格別です。こんな独特の春の感じ方をするのは日本人だけの情緒深い文化であり,古くからの伝統でもあります。
 さて「桜」と言えば学校ですよね。どこに学校でも入学式後に新入生は桜をバックに記念写真を,というのが定番でしょう。木間ケ瀬中学校をはじめ市内の学校の多くは,来年70周年を迎えます。創立当時植えられた「桜」もそろそろ老木です。私の勝手な思い込みかもしれませんが,日本人にとって馴染み深い「桜の春」を後世までつないでいきたいと思い,受験を終えた3年生数人に手伝ってもらい桜の苗木を植えました。今はまだ小枝のように弱々しい姿ですが,植えてくれた3年生が大人になる頃には可憐な花をつけ木間ケ瀬中の「春」を演出してくれることでしょう。そしてその3年生が親となり,子供が中学に入学し,そしてその子がまた親になり・・・ 「この桜の木はおじいちゃんが中学生の時に植えたんじゃ」なんてね。
 きっといつまでも,卒業生の旅立ちを祝い,新入生の成長を暖かく見守り続けてくれることでしょう。

2月12日(金)

 毎日更新しているこのHP「歳時記」ですが,つまらない記事ながらも50人ほどの方が見てくれていました。思えば元旦私の「新年の抱負」の一つに「今年度中に20000カウントを達成しよう!」と密かにもくろんでいました。そして今朝カウンタをチェックすると19000を超えており,新年の抱負が現実味を帯びてきました。皆さんのおかげです。ありがとうございます。
 さて,アインシュタイン博士については今更説明するまでもありませんね。「相対性理論」で有名な物理学者です。そのアインシュタイン博士が,100年前に存在を予言した「重力波」をアメリカを中心とした国際研究チームが直接「重力波」を観測したと発表しました。凡人の私には何のことだかさっぱりわかりませんが,どうやら宇宙開発にとって画期的な大発見だということは間違いないようです。この「重力波」とは宇宙に存在するブラックホールなどの大きな物体が動く際に時間と空間(時空)がゆがみ,そのゆがみが波のように伝わる現象だそうです。つまり100年も前にアインシュタイン博士は,持論で「重力波」の存在を予言しましたが,実際に100年もの間,誰も実際に観測はできなかったのだそうです。この「重力波」を発生させるブラックホールなどの物体は桁外れに遠く,仮に「重力波」が発生したとしても地球に届くには膨大な時間がかかり,尚のこと地球に届く頃にはこの波は微量になっているからだそうです。しかし現在の科学技術などの進歩により,今回の直接観測につながったということです。何かSF映画の世界の話のようで改めてアインシュタイン博士の凄さに驚かされました。
 このような報道をされていますが,それでも私にはよくわかりません。でも大変興味がわいているのは確かです。理科の梅平先生,南方先生にあとで聞いてみようと思います。

PS:本HPの「フォトアルバム」に2年生のスキースクールの画像をアップしていますのでご覧ください。
   昼間は暖かくなるようですが,今朝も冷え込んでいます。温かくして行ってらっしゃい。

2月10日(水)

 今朝は北風が吹き荒れ,空気がとても乾燥している寒い朝です。千葉県公立高校の前期選抜・連携型特別選抜の二日目を迎えました。とても風が強いので気をつけて会場に向かいましょう。
 さて話はかわりますが,2年生のスキースクールから1週間が経ちました。出発前日の学年集会の中で「白銀の世界・集団生活などいつもと違う環境だからこそできることはたくさんあるはず。いつもはできないことを試してみよう。何か一つで良いから自分を成長させよう!」と話をしました。私は2とは授業も受け持っておらず,深く関わりを持っていません。ですから表面的は判断で「だらしない」「勝手」などあまり良いとはいえない先入観として持っていました。それが前日の学年集会での話しにつながりました。そして出発当日。案の定,集合時間に遅れてくる生徒がおり,おまけに出発式では実行委員が会を進めているにもかかわらず私語をしているなど。私の先入観は更に強まりました。しかし現地に到着,一面の銀世界,生徒たちの表情が変わってきたことに気づきました。そしてスキー靴を履くだけでも汗だくになって始まったレッスン。インストラクターの指導に食い入るようについて行きます。レッスンが終わりホテルに戻り,ロビーにいる私に通りかかる生徒皆元気に挨拶し,「楽しかったか?」の問いに堰を切ったかのように,あれこれ話し出します。そればかりか時計としおりを見比べながら「そろそろ○○だ、行こう!」って誰からもなく呼びかけみんなそれを受け入れ協力しています。そして夕食,なんと集合時間の5分前には食堂に集まっているではありませんか!そして実行委員の一言で一斉に話をやめ「いただきま~す!」と声高々に。それだけではありません。「私,これ嫌いなんだよね、食べない?」,「え~,美味しいよ食べてみなよ・・・」という会話とともに一口で「パク!」。 あの3日間で生徒たちは著しい成長を見せてくれました。
 いつもできないけれど,特別な環境だとできることってあるんですよね。大切なのは帰校してからの「今」でしょう。行事を日々の生活に生かすとは,そういうことだと思います。今後の2年生に注目していきたいと思っています。
 あと一ヶ月で卒業する3年生から最上級生という立場を引き継ぎ,きっと立派に木間ケ瀬中学校を背負っていってくれることでしょう。