木間ケ瀬中「歳時記」
1月18日(水)
こんな状況もあり,登校時間に正門付近で掃除をしているふり(?)をしているわけです。毎朝のことなので,生徒達の「おはようございます!」の声も自然と大きくなってきます。そして何よりも,学校前を通過する車のスピードが明らかに落ちてきています。押しボタンを押して信号で止まってしまった通勤中の車に「停止して頂きありがとうございます」の意を込め会釈をすると,最近では皆さん車中から会釈を返してくれます。中にはわざわざ窓を開け「大変だね寒いのに・・・」などと声をかけて頂くこともしばしばです。こんな毎朝の変化や,やりとりがあるので少しくらい寒くても完全防備で今朝も気合いを入れて登校指導に行きたいと思います。
*地域の皆さんに守られ,協力を頂きながら日々生活できていることに心から感謝しています。ありがとうございます。
1月17日(火)
22年前の今日,1995年(平成7年)1月17日は関西地方を襲ったあの「阪神淡路大震災」が起こった日です。今日と同じように22年前の寒い朝,午前5時46分・・・いつものように出勤するために準備をしていると,つけていたTVから信じられない映像が飛び込んできました。第一報はまだ夜も明けない真っ暗な映像でしかありませんでしたが,時間の経過とともに辺りも薄明るくなり倒壊したビル・脱線した電車・橋桁から落ちている高速道路・あちらこちらで立ち上るオレンジの炎と黒い煙・そしてペシャンコにつぶれた家屋・・・ 余りにも衝撃的で今でもはっきりと覚えています。そんな阪神淡路大震災ですが,マグニチュードは7.3,死者は6434人,未だ行方不明は3人,負傷者は43792人,全壊家屋は104906軒,半壊家屋は144274軒で,避難所生活を強いられたのは46万人世帯にも及んだ大災害でした。
今日と同じように寒く受験まっただ中の早朝に都市を襲った大震災・・・ そんな神戸と言えば震災からの「復興の街」,私も震災後何度も神戸を訪れていますが,たった22年前にあれほどの被害を被った街だと思えないほどの復興ぶりには,訪れるたびに驚かされます。そして何より人々の「へこたれるか!」という強い意志と熱意,そして神戸の街へのプライドなど,人間のたくましさを肌で感じ,逆にこちらが元気をもらうほどです。
今朝,5:46には神戸市役所隣で既に追悼式を行っています。あの大震災を,そしてそこから立派に復興を遂げさせた人々の熱い思いを,決して風化させないためにも,今日一日は,犠牲になった方々への追悼の意を持って生活したいと思います。
PS:千葉県私立高校の入試日です。本校からは53名の3年生が自分の夢に向けて挑みます。みんなで応援しましょう!
1月16日 (月)
さて明日は千葉県の私立高校の入試が行われ,本校では本校からも53名の3年生が受験します。既に茨城県私立高校の入試は始まっていますが,いよいよ本格的な受験シーズンの到来です。今までの努力を思い出して精一杯臨んできてほしいものです。
私の経験から受験生の皆さん(家庭)にいくつかアドバイスを書いてみます。
当たり前のことですが,受験票など明日の準備は今日中にやっておくこと。一般的に脳が働くのは朝食後3時間と言われています。試験開始時間の3時間前までには朝食を食べること。次に寒いからといって普段以上に着すぎないことです。移動の電車や,私立高校は暖房が効いています。暑くて具合が悪くなることもあります。最後にお弁当です。特に気張ることはありません。教え子の話ですが「先へ行けるように縁起よくちくわ入れといたよ」と出かけの母の言葉,昼食の時間にちくわを食べようとすると、何とかちくわの中にキューリが詰まっていたそうです。午後の面接試験は微妙な感情だったと本人からの報告を受けました。おそらく合格発表までの数日は微妙な空気が親子の間に流れていたのでしょう。結局のところ彼は合格したので、今は笑い話ですが,受験だからと特別気張る必要はありません。大切なのは「いつも通り」です。
寒いと思えば,プールが凍っていました。気合を入れて登校,出勤しましょう!
1月14日(土)
さて,先日の月曜日は「成人の日」でした。野田市では新たに1624人の新成人が誕生しました。中学校の教員という立場では毎年の「成人式」が気になるものです。毎年中学校卒業を迎える15歳の少年少女たちに「これからはみんな別々の道を歩むことになる,自分を信じてしっかり頑張れよ!」「じゃあ今度みんなが会うのは5年後の成人式だね,そのときは立派な大人になってろよ!」なんて15歳の少年少女と別れを告げるものです。そしてその5年後の成人式・・・楽しみでもあり心配でもあり・・・
私が最後に受け持った学年の子供たち(?)の成人式が今年でした。当日は急用で式に参加することはできず,寂しい思いをしていましたが,昨日学校に新成人の一人が訪ねてきました。もちろん本校の卒業生ではありません。どこか見たことのある顔立ちですが,彼だと気づくまでは少しの間がありました。「エッ?○○か?」という私の問いにうなずきながら「ご無沙汰しております。成人式でお会いできなかったので挨拶に来ました・・・」って。一瞬にして彼の中学校時代を回想しています。正直1年生の時から手のかかる生徒でしたが,当時から情深く男気がある生徒だったことをすぐに思い出します。目の前にはそんな少年が5年の月日で立派に逞しく「成人」となった姿で立っています。しばらく彼との会話を交わし「成人か・・・今度吞み行くか!」「ハイ!是非!」なんて会話を最後に彼と別れました。
彼と別れた後も,頭には5年前の光景が走馬燈のようにぐるぐると廻り,5年前の思い出に浸っていた昨日でした。
中学校3年間は手がかかり「やんちゃ」で,それでいて人懐こく憎めない学年でしたが,昨日の彼の姿は感慨深いものでした。「あの時頑張ってきてよかったな・・・」って心温かく,幸せな気分になることができ,教師冥利に尽きる彼との再会でした。
1月13日(金)
カズ選手は15歳(高1)の時に高校を中退し,単身ブラジルに渡りサッカー留学をスタートさせました。当時はJリーグはまだなく,サッカーのプロといえば欧州か南米かという時代です。今ではポルトガル語も流暢に話していますが,当時は何もわからないままでの異国の地での生活ですから苦労も多かったようです。しかしサッカーを通してコミュニケーションも上達し,ブラジル国内の名門プロチームでプレーしてきました。1990年に日本へ帰国,1992年にJリーグが発足,初代チャンピオンに輝いた読売ベルディのエースとして活躍し,その年の最優秀選手にも輝きました。そして1994年にはイタリアのセリエAのジェノアに移籍しました。今でこそ多くの日本人選手が欧州のプロリーグでプレーしていますが,これも今から20年以上前にカズ選手が敷いたレールというわけです。そして今年で50歳を迎えるカズ選手は今もサッカー界の「レジェンド」「キング」として多くの人に影響を与えていますが,カズ選手は「昔活躍したベテラン選手だから」尊敬されているわけではなく,今もなおストイックに若い頃以上にトレーニングを積み,どん欲にシュートを狙う姿勢があるからでしょう。ぜひ今シーズン自身の持つ最年長得点記録を更新してほしいもので,その姿を見てみたいと思っています。
カズ選手のもう一つの凄さを紹介しますね,どんなに相手選手にファールを受けても決して相手選手や審判に文句も言わず,すくっと立ち上がりプレーを続ける凄さがあります。世界中のサッカー少年たちにも,その姿を見せ続けてほしいと思っています。
今日は「13日の金曜日」・・・ 不吉なことが起きるかもしれませんね~ どうか無事に今日一日が終わりますように・・・