関宿小のひらめ ピンチです その2
6年の皆さんが考えてくれた「氷で冷やそう」作戦、「扇風機で水槽に風を当てよう」作戦、室温の上昇とともに、効果がなくなってきました。西日の当たる多目的室は31度を超え、、テラスに水をまくと一時的に下がりますが、また30度を超えます。「室温が30度を超えると、水温も下がらなくなる」と齋藤さんが教えてくれたとおり、水温は29度から下がらなくなってきました。
そこで、齋藤さんをお呼びして、ひらめを引き取っていただくこととしました。
まず、水槽の水を減らして、ひらめをすくいやすいようにします。
せっかくなので、福田先生がひらめの大きさを測ることにしました。梅先生お手製の「魚の大きさを測る物差し」を当てようとすると、影が出来てひらめがびっくりして飛び跳ねました。どうやら30センチを超えています。下側になっているひらめはさらに大きいようです。
さて、どうやってすくいましょう?本来は「網で」すくいます。手で触ったりすると人の体温はひらめに比べて高いので、やけどをしてしまうからです。
そこで、齋藤さんは手のひらを十分に冷やして……。
一瞬で、用意した小さな入れ物に入れました。なるべくダメージを少なくするための早業です。ふだんから扱い慣れている齋藤さんだから出来る技ですね。
見ている先生達から拍手が起こりました。
最後はエアレーションをして、丁寧に包み、いよいよお別れです。関宿小学校のひらめはこの後、齋藤さんにお世話をお願いすることとなります。
陸養の横断幕もはがされました。本当は6年生の皆さんと一緒に迎えたかったお別れ式でしたが、分散登校の中でしたので、先生達でお別れをしました。
ひらめの受け入れ式をしてから約8ヶ月、いろいろなことがありました。
がらんとした教室はさみしさを感じます。