情報モラル教室

昨日、5・6年生を対象に、情報モラル教室を行いました。

少年問題アナリストとして活躍されている上條理恵先生が、オンラインでお話をしてくださいました。上條先生は、小・中・高校の教員をされたあと、千葉県警婦人補導員をされ、現在は少年問題アナリストだけでなく、東京経営短期大学特任准教授、会社社長としても活躍されている方です。テレビのコメンテーターなどもされているそうです。

上條先生は、主にSNSに関するお話をされ、5年生も6年生も、真剣に耳を傾けていました。本校でも、スマホやオンラインゲーム等で、問題が発生していますので、上條先生のお話は、子ども達にはとても身近な話として聞くことができたのではないかと思います。

  

 

<上條先生のお話より>

〇ひとはなぜSNSに夢中になるのか!?

 

それは、目立ちたい、認められたい、いじめられたくないから。でも悪いことをして目立つおのはおかしい。良いことをして目立とう!

〇スマホ依存・・・休みの日に6時間以上スマホを見ている小学生がいる!

 

スマホからはブルーライトという脳を刺激するライトが出ている。寝る前に長時間見ていると、脳が刺激されて眠れなくなり、良い睡眠を妨げます!

〇スマホでやってはいけないこと・・・悪口は絶対だめ!

  

プロレスラーの木村花さんが、全く見知らぬ大勢の人たちからひどい言葉を書き込みされて、自分の命を絶ってしまった。SNSで悪口を書き込むことは、言葉の暴力となって人を苦しめたり、人の命を奪ってしまったりすることもとあり、絶対に許されないこと!また、いつ、誰が、どんな書き込みをしたかは、調べればわかる。

〇スマホでやってはいけないこと・・・個人情報をのせる

 

住所や電話番号などを載せてしまうと、その人の家を探し出すことは容易にできてしまう。画像などでも同じで、写っているものから、どこの学校に通っているか、家はどこかなどもわかってしまう。人物だと、黒目に写っていつものからその写真を撮ったところがどこなのかがわかってしまう。鍵が写っていると、鍵のシリアルナンバーがわかってしまうことがあり、そうすると合鍵を作ることもできてしまう。個人情報を載せることはても危険!!自分の情報はもちろん、人の情報を無断で載せたりすることは絶対だめ。事件に巻き込まれることがある。

〇SNSで気をつけたいこと・・・知らない人とのやりとり

 

相手がどんな人なのか、SNS上ではわからない。優しい人、友達と感じても、実際は危険な人物かもしれない。

このほかにも、大事なことは実際に面と向かって会話で伝えよう!というお話もありました。

最後に、スマホは便利だけど、「ネットでもやっていいいことと、悪いことがある!」を理解した上で使いましょう!ということを強調されていました。

お話の最後に、6年生は何人か感想や質問を発表しました。みんな、どんなところが危険で、どんなことに気をつけなければいけないのかが、よくわかったようです。