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2021年9月の記事一覧

二川小の歴史的な書 9/27

今年で創立149年目となる二川小学校には、歴史的な書がいくつかあります。そのうちの3点を紹介します。

まずは、体育館ステージに向かって右上の書です。これは、明治から昭和初期に活躍した、将棋の関根金次郎さんの書です。関根金次郎さんは、東宝珠花でうまれ、第13世名人として活躍されました。書は「和気致祥(わきしょうをいたす)」です。これは「穏やかな気持ちが幸せをもたらす」という意味だそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続いて、体育館ステージ向かって左側の書です。これは、鈴木貫太郎翁の書です。鈴木貫太郎翁は、関宿藩士の子として生まれ、1945年に第42代内閣総理大臣になられた方です。その時、太平洋戦争を終わりに導き、終戦処理を行った総理大臣です。関宿地区の酪農を広めた方でもあります。書は「修徳立義(しゅうとくりゅうぎ:徳をおさめ義を立つ)で、「善いことを積み重ねて,義を立てることを願う」という意味です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3点目は、職員玄関正面にある書です。これは、鈴木貫太郎翁の奥様、孝子(タカ)夫人のものです。今は、休館中ですが「鈴木貫太郎記念館」で、2・26事件に関わるこの方の肉声が聞ける展示がされていました。書は、「以和為貴(和をもって尊しとなす)」で、「人々が互いに仲良く調和していくことが最も大事なことである」という意味です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いずれも、歴史的、教育的にとても価値の高い書です。野田市は、このほかにもいろいろな偉人が生まれてきました。図書室前にもコーナーがありますので、ぜひ、見てください。

また、来年度は、二川小創立150周年を迎えます。資料等も含め、地域の方や保護者の皆様にご協力をお願いすることもありますので、よろしくお願いします。