読書のすゝめ2
先日、2年生の校外学習の引率で「せきやど図書館」に行きました。そこで、職員の方から、「子どもたちにたくさん本を読んでほしい」というお話をいただきました。本校でも、子どもたちにたくさん本を読んでほしいという考えから、様々な活動を行っています。その一つとして、二川小の図書室の本を紹介します。今回は、パート2です。
まずは、低学年向きです。さのようこさんの「100万回生きたねこ」です。一時かなりの人気となった絵本です。死んでも生き返りその回数が100万回になったねこが、最後は、生き返るのをやめてしまいます。なぜ、そうしたのか、その理由を考えると、「幸せとは何か」を考えさせられます。大人が読んでも面白いと思います。
次は新見南吉さんの「てぶくろをかいに」です。読んだことのある人もいると思います。子キツネが、人間の町まで手袋を買いに行くはなしです。これを読むと「人間もすてたもんじゃないなあ」という温かい気持ちになれます。
次は、中学年向きです。まずは、「空想科学読本」です。アニメなどのできごとを科学的に分析する内容です。例えば、ウルトラマンが飛んできて地面に着地した場合、どれぐらいの被害が出るかなどを計算したりします。ほかにもドラえもんや名探偵コナンの道具の話なども出てきます。
次は、「へんな生き物ずかん」です。現在地球に実際にいる、形や生活が変な生き物のことがのっています。この中で個人的に一番好きなのは、「ハダカデバネズミ」です。姿も変わっていますが、その生活ぶりはもっと変わっています。この生き物を題材にした小説(アニメにもなりました)「新世界より(貴志祐介 著)」は、かなり怖い話で、高校生以上になったら読むのもおすすめです。
次は、高学年向けです。まずは木村裕一さんの「あらしによるに」です。これは、アニメ映画にもなりました。オオカミに母親を食べられた子ヤギが、嵐の夜に、そのオオカミと山小屋で、暗闇の中一晩過ごすお話です。この後、この2匹はどうなるのでしょうか。いろいろと考えさせられるお話です。
最後は、「渋沢栄一」です。今NHKの大河ドラマで放送されています。2024年から1万円札の図柄にもなる人ですね。もともと農民でしたが、江戸時代末から明治時代にかけて、活躍しました。今のみずほ銀行を作ったり、たくさんの大学の設立にも関わり、「日本資本主義の父」と称されています。歴史に興味ある人もない人も読んでみたらどうでしょうか。
これから梅雨になり、室内で過ごすことが多くなります。また、コロナ対策として外出自粛が叫ばれるなか、過ごし方として読書をするのはいかがでしょうか。