5年生社会科の学習
記念館で5年生が社会科の授業を行っていました。
水産業の学習のまとめとして、「水産業クイズ大会」を行っていました。
今まで学習してきたことをもとに、関心が高かった内容をさらに調べたこと、新たな疑問を追究したことなどをクイズにしていました。
クロームブックの活用にも慣れてきて、必要な写真やグラフを掲示しながら、調べたことを発表し、最後にそれに関するクイズを出していました。
実際に出ていた問題を紹介します。
最近は、外国からの輸入される魚が増えており、輸入量の第1位は「さけ・ます類」です。では、どの国から1番多く輸入されているでしょうか?
1.ロシア 2.ノルウェー 3.チリ
正解は 3.チリ でした。
確かに、スーパーでも、チリ産のものが多く見られます。
もう1問。
マグロの漁獲量が多いのは、どの国(地域)でしょうか?
1.インドネシア 2.日本 3.台湾
正解は 1.インドネシア でした。
世界で1位がインドネシア、2位が日本だそうです。
授業の最後には、担任から一つの新聞記事が紹介されました。
キンメダイの漁獲に関する記事で、千葉県では漁業に関する取り決めを徹底し、乱獲防止の「取りすぎない漁」を50年近く進めており、50年前から非常に緩やかな右肩上がりの漁獲量で、ついに2020年にキンメダイの漁獲量日本一位になったという内容です。
将来のことを考えた工夫の素晴らしさを子ども達も感じている様子でした。
子ども達の振り返りには、水産業を学習しての感想、学習前と学習後の水産業に対するイメージの違い、これから家庭やスーパーで魚を見たときにどのような思いをもつか、自分の言葉で考えを書いていました。
水産業に携わる人々の工夫や苦労を知り、感謝の気持ちが書かれていました。
社会科の学習に限りませんが、授業で学習したことを、生活の中で生かしたり、社会の事象に興味を持ちそれに対する考えや意見を持ったりできるような子ども達を育成していきたいと思います。
そのためにも、学習の振り返りを今後も大切にしていきたいと思います。