5年生インクルーシブ教育
令和5年12月19日(火)、5年生が特別講師をお招きしインクルーシブ教育の授業を受けました。
第一生命の特例子会社の第一生命チャレンジドさんから講師をお招きしました。
第一生命チャレンジドさんは、総社員の7割以上を障がい者雇用しており、屋内外の清掃業務、郵便・パンフレットの集配・発送等の物流業務、データ入力や書類作成等の事務的業務に分かれて仕事をしているそうです。
障がいがあるなしに関わらず、仕事が楽しいと職員が思える環境を整備しているとのことです。
そこで、今回の授業では、最初に「障がい」とは何だろうと考えました。
子ども達からは、目が見えない、耳が聞こえない、足が不自由などたくさんの意見が出ました。
講師の先生からは、それだけでなく、地域でふつうの生活ができなかったり、他の人と同じように生活をする機会が失われてしまったりすることも含まれ、障がいとは「生活のしづらさ」という話がありました。
そして、「生活のしづらさ」は人によってちがうこともわかりました。
つまり、「生活のしづらさ」は障がいがある・なしにかかわらないということです。
例えば、ベビーカーを押している人がエレベーターを使用しようとすると、他の人が乗っていて使用できなかったり、電車内の優先席をお年寄りの方が使用できなかったりする場面が確かに私たちの身の回りにも見られます。
大切なことは、障がいがある・なしにかかわらず「●●●●●●」です。
「●●●●●●」に入る言葉として、子ども達からは「気遣うこと」、「支えあうこと」などの意見が出されました。
相手のこと、立場や気持ちを想像することが大切です。
様々な違い(多様性)を認め、みんなと共に生きていく、インクルーシブな社会をみんなで作っていくことが大切だとまとめていました。
最後に、第一生命チャレンジドに勤務し、東京パラリンピック開会式にダンサーとして参加した井上さんが、児童の前でブレイクダンスを披露してくれました。
迫力あるダンスを見せてくれた後は、「夢は世界一!」と子ども達の前で夢を語ってくれました。
講師の先生の話や井上さんのダンスから、子ども達も何かを感じたようで、ノートに振り返りを熱心に書き込んでいました。