9月24日
4年生では、総合的な学習の時間の一環として「リサイクル」をテーマに学習を進めています。
活動の中で、衣服のリサイクルが進んでいないことに気づき、染め物をすることでリユースができないか考えています。
今日は、草木染のクリエーターとして活躍する関さんご夫妻をお招きして特別授業を行っていただきました。
前半は、関さんが製作する様子を映像で説明していただきました。
農家さんから出る廃材を活用して、衣服を染色していました。
タマネギ、クリ、ブルーベリー、ピーマン、トマト、キクなど、さまざまな地元の農産物を素材にしているそうです。
それぞれ異なった風合いの色に仕上がっていました。
後半は、タマネギから抽出した染料を使って実演していただきました。
染料の作り方から、下準備、模様づけ、仕上げ、取扱いまで、具体的な方法はもちろんのこと、より美しく仕上げるための工夫も教えていただきました。
児童は、聞き逃さないよう懸命にノートに記録していました。
鮮やかな色合いには、「わあ!」「きれい!」「すごい!」など大きな歓声があがっていました。
関さんは、元々洋服を作る仕事に携わっていたそうですが、「オリジナルの色で衣服を作りたい」という思いから、
現在は茨城県の豊かな農作物(の廃材)を活用した草木染に取り組んでいるそうです。
また、染料を抽出した後の廃材のさらなる活用にも取り組んでいるとのことです。
今日は、染色の技術だけではなく、仕事に対する夢や希望なども学ぶことができました。