2学期始業式 校長挨拶
おはようございます。42日間の長い夏休み、新川小の皆さんは元気に過ごすことができましたか。9月1日の始業式から分散登校になり、新型コロナウイルスの猛威に皆さんも驚いていると思います。
校長先生からは2つお話をします。
1つ目は新型コロナウイルスの話です。
1学期の終業式の日には校長先生自身がお休みすることになり、心配をかけてしまい、申し訳ありませんでした。実は、一緒に住んでいる28歳の娘が新型コロナウイルス陽性になってしまったのです。家族がコロナにかかってしまうとどんなことが大変になるか想像できますか。ちょっと考えてみてください。
(考える時間を少しとる)
①娘は39度8分の高熱が出て苦しみました。部屋からは出られません。
トイレは別々。お風呂は入れません。食事は部屋の外に置いてそれをとって食べます。1日2回保健所に電話で健康状態を報告します。
②毎日暑い中、校長先生と奥さんは大汗をかいて家の中をアルコール消毒する日が一週間続きました。
③娘は成田のホテルがやっと空いてそこで治療することになりました。家族は離れ離れです。
④校長先生と奥さんは「濃厚接触者」なのでPCR検査をしました。陰性でした。
⑤陰性でも2週間は外に出られません。許されるのは奥さんの買い物の時だけです。
⑥校長先生も奥さんも娘も2週間であっという間に仕事がたまってしまいました。
今お話したように新型コロナウイルスの感染力は強力で怖いです。新川小の皆さんは、これまで通りに毎日体温を測って健康観察を続けてください。そして、3密を避けてソーシャルディスタンスをとる、できれば不織布のマスクをする(実物を見せる)、活動の後には洗剤を使って手洗いをするという予防をしっかりと行ってください。
2つ目は2学期の話です。
2学期は1年間で一番長い学期です。新川小の皆さんが活躍できる授業や学校行事がたくさん予定されています。新型コロナウイルスの影響も考えながらやり方を工夫してできるだけ予定通り進めていきます。これからワクチンの効き目が少しずつ出て感染者数は減っていくでしょう。皆さんが楽しい小学校生活を送りたいと願うなら、「どうせコロナだから」とあきらめず、「自分たちでできること」を「自分たちで考えて」行動していくことが大切だと思います。もちろん、考えたことのすべてができるとは限りません。でも、いろいろなことを考えてチャレンジしていくことで可能性が見つかっていくと思います。これまで学んできたすべてのことを生かし、皆さんの力で2学期を充実させていってほしいと校長先生は思っています。