令和6年度(3年度より継続)
1学期終業式の話
おはようございます。
4月5日月曜日にスタートした1学期も今日で終了します。これまで学校に通った日数は、1年生は、69日、2年生から6年生までは71日になります。みなさんの1学期はどうでしたか。みなさんは今日、通知票をもらいます。1学期の学習について成績という形で書いてあります。でも通知票には表せない、みなさん一人ひとりの頑張りもあったと思います。そこで、今日は校長先生から「こころの通知票」についてお話をします。
「こころの通知票」が、もしあったとしたら、その通知票は誰がつけると思いますか。それは、先生でも友達でも親でもない。そう!それは自分自身です。なぜなら「こころ」は人には見えないからです。そこで、まず、1学期の自分を振り返ってみてください。
(時間を少しとる)
では、「こころ」の通知票の付け方を言いますね。
1つ目は、自分ができる精一杯のことを一生懸命やって、自分に恥ずかしくない毎日を送ることができたかどうかということです。授業は集中して受けることができましたか。そうじや給食の準備は協力してできましたか。係の仕事に責任を持って取り組みましたか。身だしなみはきちんとしていましたか。時間を守ることができましたか。
2つ目は、仲間を大切にして人の気持ちを考えることができたかどうかということです。自分だけ楽しければいい、人の気持ちなんて関係ないなんて思っていませんでしたか。不満があった時に友達や先生にとげのある言葉をぶつけたりしませんでしたか。困っている人を見ても知らんぷりをしたり、反対にうまくできない人をはやしたてたりしていませんでしたか。
もし「こころの通知票」があったら、みなさんは自分の1学期に「よくできた」をつけますか。それとも「できた」ですか。「もう少し」がついてしまう人はいませんか。
授業や勉強を頑張って成績を上げることができるように、ちょっと心がけを変えて自分に厳しく、人に優しくするだけで、「こころの成績」は良くなってくると思います。
明日から42日間の長い夏休みに入ります。その間、授業はありませんが、みなさんの心と体と頭の成長は止まるわけではありません。勉強を頑張って頭を鍛える、適度な運動をして体を鍛える。でもそれだけではなく、夏休みにしかできないことや体験をたくさんして心も鍛えてください。
1学期の「こころの通知票」が2学期に向けて「できた」が増えるように、準備を整えて9月1日水曜日に全員が元気に登校することを期待しています。