学校長から

令和6年度(3年度より継続)

6月 全校朝会校長挨拶

全校児童の皆さんこんにちは。皆さんは、不登校の子どもたちのために新川小学校の中に「フレンドステーションしんかわ」という施設があるのを知っていると思います。去年の4月からスタートしてもう一年が経ちました。校長先生からのお願いを聞いて、5,6年生の皆さんは音楽室に行くのにわざわざ2階に下りてから移動することに協力してくれています。そして、今まで誰一人として不平不満を言ってきた人はいません。 

「フレンドしんかわ」に来ている子は、自分の学校には行けないけど「フレンドしんかわ」には来ることができるのだそうです。新川小の皆さんによる、その子には見えていない協力のおかげで救われている子がいるのです。これは本当に素晴らしいことだと思います。皆さんの優しい気持ちが不登校の子を救っているのです。

 さて、ここで校長先生から皆さんにお知らせして、お願いしたいことがあります。今度から「フレンドしんかわ」の子たちも、皆さんが業間休みや昼休みの時間に外で遊んでる時に一緒に外に出てみることになりました。でも、皆さんから無理に声をかけてあげたりしなくて大丈夫です。逆に、声をかけちゃいけないわけでもありません。自然に接してくれればいいです。でも、相手は不登校の子たちだということはわかっていてください。人と人とが自然に接することができるようになることが、「フレンドしんかわ」の子たちの勉強だし、皆さんの勉強にもなります。その結果、一言もしゃべらないで、ただ同じ場所でただ別の遊びをしていただけということもあるでしょう。それなら、それでもいいのです。

校長先生は新川小学校の皆さんを信じています。皆さんが「フレンドしんかわ」の子たちにとって自然な形で人として接することができる子たちだと思っています。ですから、今日、校長先生はこのことをどうしても皆さんに伝えてお願いしたかったのです。そして、改めて音楽室への移動のお礼を言います。これまでありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします。