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ブログ「校長室から」

校長室から(153)12月20日(水)「南流山子ども食堂金川さんによる講演(6年生)」

 6年生では、地域の子どもたちに食事や学び場の提供をしている「南流山子ども食堂」代表の金川聡美さんをお招きして、お話を聞きました。

 まず、お母様が病気がちだった子ども時代、近所のおばさんがそっとおかずを届けてくれながら、自分の様子を気にかけてくれたことで救われた体験など、ご自身のおいたちを子どもたちに語りながら、子ども食堂のボランティアを始めた理由を聞かせてくださいました。

 そして、子ども食堂の活動についての紹介のあと、今日の講演のテーマである「シェア」についてメッセージをいただきました。シェアとは、「分け合うこと」。金川さんは「誰でも、誰かのためになれる。自分の何かをシェアできる」と話します。自分の好きなことや、ほんの少しの時間を誰かのために、無理なく、1%ずつみんなでシェアできたら・・・そう語ってくださいました。そして、「地域にあなたを助けてくれる大人は必ずいるよ」と、子どもたちに教えてくださいました。

 今日のお話を聞いて、子どもたちが、友達や家族、近所の人で困っている人がいたら、何か自分にできることはないかな?と考えてくれたらうれしいと思います。そして、自分が困ったら、「助けて」「手伝って」と周りの人に頼っていいんだよ、ということも、覚えていてほしいと思いました。

 金川聡美さんについては、今月17日(日)の読売新聞「ひと」欄に掲載されたところです。記事には、今年2月、ブルガリアで開かれた「ミセスユニバース」世界大会に、日本代表として出場され、日本らしい着物をまといながら子ども食堂の意義を発表され、素晴らしい賞に輝いたこと、そして、かつて留学していたポーランドに寄って、ウクライナから逃れてきた子どもたちのために、日本の子ども食堂から応援動画と義援金を届けたことなどが載っています。

 このように、とても素晴らしい活動をなさっている金川さんが、今日は、お忙しい中、本校の子どもたちのためにたくさん準備をして、心をこめてお話してくださいました。今日の1時間は、子どもたちの人生を変えるかもしれないと思います。ほんとうにありがとうございました!