むかいっこニュース

「より良い授業」を目指して

向小金小学校では、11月に色々な学校の先生が本校の授業を参観し、

より良い授業づくりのための研究を行う「公開研究会」が行われます。

今日は公開研究会に向け、流山市教育委員会指導課より授業のアドバイスをしてくださる先生方を2名お招きし、

授業を参観していただきました!それでは向小の先生たちの「学び」の様子を見ていきましょう!

 

まずは4時間目、細田先生による算数の授業です。今日は3年1組で行いました。

内容は、「分数の足し算」です!

教室に入ると、指導課の先生を始め、他クラスから他学年までたくさんの先生方が授業を

参観していました。予め授業者以外の先生たちには、どんな授業を行うか計画した

「指導案」というものが渡されています。授業や指導案を見ながら感じたことや気づいたこと等を

各々メモしていきます。授業者以外の先生は見るだけで、基本的には子どもへの助言は行いません。

また、授業の時には記録をする先生がいます。授業の内容をその場でパソコンに記録していきます。

 

まずは5分間、自分の力で考える時間です。タイマーを使って5分を計ります。

先生から配られたプリントを使って、分数を赤と青で塗り、図で表します。

教室を回りながら、子どもたちのノートを見た細田先生が声掛けをします。

「図だけでなく、答えも書きましょう!」、「言葉での説明も考えてみましょう!」

 

5分間の自分で考える時間が終わりました!

細田先生から「前に来て説明してくれる人!」と呼びかけると、たくさん手が挙がりました!

発表してくれたお友達も上手に説明することができていました!

また、お友達の発表の聞き方も素晴らしく、「いいと思います!」とみんなから返事がちゃんと

されるのも素敵な点でした!

 

 

続いて5時間目は、大塚先生による算数です。今日は、1年3組で行いました。

内容は、「8,9,10まいのいろいたでかげのかたちをつくるには」です。

いろいたを使って子どもたちがかげと同じ形を作る授業です。 

まずは8枚に取り組み、続いて9枚か10枚のできそうな方から取り組みます。

できあがった図形はタブレットを使って自分で撮影し、オクリンクで先生に提出します。

やることを書いた紙を黒板に貼り、時計を指差し、「長い針が7のところまでね!」と指示します。

子どもたちは一斉に自分の力で考え始めました!

 

 

大塚先生が教室を回りながら「分からない時は、前にあるヒントカードを取ったり、

壁にあるヒントを見てごらん!」、「終わったお友達は分からない子に教えてあげてね!」と、

声掛けをすると、みんな自分の進捗状況に合わせて行動していました。

ヒントカードを使ったり、お友達に教えてもらうことで理解できた子もたくさんいました。

 

図形ができたお友達はみんなの前で図形を大きなホワイトボード上で作ってくれました!

お友達が作った図形を基に、大塚先生が「自分が作った図形と同じところがある人!」と

みんなに聞くと、前に来て「この四角のところが一緒だった!」等、気づいた点を教えてくれました!

こちらの授業でも発表を聞く姿勢が素晴らしく、「どうですか?」に対して

「いいと思います!」とみんなから返事があることも、素敵な点だと改めて思いました!

発表したお友達も少し誇らしげで、自信がついたように思えました。

また、大塚先生がとても楽しそうに授業をしてくれるので、子どもたちも楽しそうに見えました!

 

子どもたちの下校後は今日の授業について、先生たちとで授業に対しての意見交換等を行います。

そして教育委員会の先生からご指導と助言を頂きました。

「良い授業」で終わらせるのではなく、様々な意見を通して「より良い授業」を目指して研究を行いました。

 

今日の授業以外でも、先生たちは子どもたちのより良い学びのために日々研究に励んでいます!

そしてそんな先生たちの思いに、向小の子どもたちは一生懸命応えようと頑張ってくれています!

ぜひ、お家でも子どもたちの日々の頑張りに声をかけてあげて下さい!