2024年12月の記事一覧
12月6日(金)体験学習いっぱい!「おすしやさんへいらっしゃい!」
お寿司大好きな子ども達が楽しみにしていた体験学習を行いました。第68回少年少女読書感想文全国コンクール(小学校低学年の部)の課題図書「おすしやさんへいらっしゃい!いきものが食べ物になるまで」の著者 寿司作家 岡田大介様を講師にお迎えし「おすしやさんへいらっしゃい」体験授業を行っていただきました。2時間目は2年生を対象にした授業です。読み語りをしてくださったボランティアの皆様も残って一緒にお話を聞いていました。岡田さんがなぜ寿司職人になったのか、寿司職人から寿司作家になったのは、生き物が食べ物になるまでのお話、どんな魚がいるのか、私たちはたくさんの生き物の命をいただいて生きているということ、「いただきます・ごちそうさま」の意味など多くのことを教えていただきました。最後は調理室に移動して、お魚が食べ物になるまでをみんなの目の前で実演してくださいました。実際に本物のお魚を目の前にして、優しく触ったり、匂いを嗅いだり・・・。岡田さんが、包丁をすいすいと動かし、目の前でお魚がさばかれ、食べ物に変わる様子を見る子ども達の目はキラキラと輝いていました。3.4時間目は5年生です。寿司作家の岡田さんがどのようなお仕事をしているのか、海の中では食害で海藻が減り、お魚が減少していること、自分たちが口にしている食べ物がどのようにできているのかに興味をもち、わからないことは自分で調べてみよう、お家の方が許可してくれるなら実際に見たり、作ったりしてみようというお話、はじめはできないことでも毎日続けることで必ず上達していくことなどを教えていただきました。5年生は実際にお魚をさばいてお寿司になるまでを体験しました。大きなアジとサバをみんなで協力してさばきました。前半の学級は、うろこをとり、胸びれから腹びれに・・・と作業を進め三枚におろすところまでを担当し、後半の学級はその魚の皮をむき、中骨をとり(本当は骨抜きを行いますが、時間と道具の関係で省略)、最後はそぎ切りにして寿司のネタにします。お家では、魚を生でまるまる調理することは珍しく、初めて体験する児童がほとんどでした。岡田さんはとても簡単そうに手早く行いますが、初めての児童にはなかなか難しい作業でした。グループごとに作業をする中で、うまく作業ができると拍手が起こったり、できないところは岡田さんに手伝っていただいたりしながらとても楽しそうに作業をしていました。5時間目は4年生でした。社会科で漁業について学習をしている4年生には、海で魚がとれてからお店に並ぶまでの話や千葉県でとれる魚についてのお話もありました。魚の種類についてとても詳しい児童がいて、岡田さんもびっくり!聞けば「図鑑で調べて知った」とのこと、やはり「興味をもって調べる」って大切なことなのです。4年生は、調理室に移動し、実際に岡田さんがお寿司を握るところを見せていただきました。炊き上がったご飯に寿司酢を混ぜ、魚をさばき、寿司を握る。目の前で見事な手さばきで作業を進めていく岡田さんにどんどん距離が近づいていく児童。最後は、本当に目の前で美味しそうなお寿司の完成を見ることができました。生のお魚を学校で食すことはできないので残念ながら見るだけになりましたが、本当に貴重な体験をすることができました。いつか岡田さんの握ったお寿司、おなかいっぱい食べたいですね。岡田様のお話や魚釣りの様子の動画はとても楽しく、見応えがあり、見聞きしている私たちは、すっかり引き込まれてしまいました。大きな魚を釣り上げるまでの動画のシーンでは思わず「頑張れ!」の言葉や釣り上げたときには「拍手」が起こっていました。また、私たちが食べているものは、水と塩以外は全てが生き物の命をいただいているということや、水も塩も私たちが生きていく上で決して欠かすことのできない物であることなど、食について考えるきっかけにもなりました。現在は、福岡県にお住まいの岡田様、遠方よりご来校いただき、貴重な経験を、ありがとうございました。またお会いできる日を第二小のみんなは楽しみにしています!