【1年生の授業風景】数学と国語
今日、12月15日㈭は1年生の授業を取材しました。
【数学】比例と反比例
数学の授業を2クラス取材しました。比例と反比例の単元では、文章で説明された規則性のある物事を数式で表す勉強をしていました。
【まめちしき】
数学の文章問題で、よく出るのが「道のり・速さ・時間」の計算です。突然ですが、「道のり」はなぜ「速さ×時間」で求められるかと聞かれたら皆さんならどう説明されますか?
単位は打ち消されていく
例えば、 km = 5km/時 × 2時間 の計算で、空欄に入る道のりは「10km」ですよね。
このとき、数字のうしろの「km/時」と「時間」の単位もかけ算されて、「時間」の単位が相殺されていることにお気づきでしょうか?残った単位は、道のりを表す「km」だけになっています。
このように、数学や理科で計算をするときは、単に数字が、かけ算されたり、割り算されたりするだけでなく単位も計算されていることを知っていると理解がグッと深められます。
もう一つ例をあげると…
1日は24時間です。では、2.5日は何時間になるでしょうか?
答えは、60時間です。
2.5日 × 24時間/1日 ここでも、数字のうしろの「日」と「時間/日」の単位がかけ算されています。「日」の単位が相殺されて、残っているのは…求めたい「時間」だけになりました。
上の例は、シンプルな計算の例でお示ししたので、わざわざそんなふうに考えなくても・・・と思われたかもしれません。しかし、自分が求めたい単位は何かを考えて、不要な単位を相殺させるには何をかけ算すればいいかと考えると計算の方法がパッと見つけられます。高校で物理や化学を学習するときに出てくる様々な単位でも応用できるので、知っておくと結構オトクな考え方かもしれません。
【国語】動詞の活用
こちらのクラスでは、動詞の活用について学習をしていました。普段使っている日本語ですが、ほんの少しだけ文法にフォーカスしてみると言葉の仕組みやその面白さに気づくことができます。
国語の授業を取材させてもらって、ある記憶が呼び覚まされました。それは、英語がペラペラに喋れるテレビ局のアナウンサーの方が昔テレビで言っていたこと「母国語の言語能力を、英語などの第2言語で上回ることはできない。」です。日本語をしっかりと学習することで、他の様々な学習にもプラスの影響を及ぼすのだと思います。生徒の皆さんは1年生の文法の授業で学んだことを、ぜひ活用していってください!