豊中ブログ

全てのことが奇跡

〇11月になりました。吹く風に寒さを感じるようになりましたね。きょうは「一の酉」ですが、今年は「三の酉」まであるようで、昔から「三の酉の年は火事が多い」と言われます。ハロウィンで賑わう渋谷のセンター街でも火事がありましたし、きょうの市内音楽会の帰りにも救急車と消防車が出動する場面に出会いました。火の元には気をつけたいですね。
〇市内音楽会は、学校代表として3年2組が出場しました。早朝練習を済ませた生徒たちと豊春駅に向かったのですが、先頭の女子の歩く速さについて行くのがやっとでした。どうしてだろうと歩きながら考えていましたが、答えが見つかりました。いつも同じ年代の生徒たちと過ごしていて気づかなかったのですが、この生徒たちの4倍も生きていたんだということです。当然体力も落ちてきているわけで、今まで気づかなかったことが不思議なくらいです。
〇音楽会は午前の部に出場。本校の合唱を聴いていて、やはりすばらしいなぁと思いました。歌が終わると、近くにいた各校の校長先生方から「豊春中の合唱に心を打たれました。」「しみじみと聞き入ってしまいました。」と声をかけられました。演奏が終わって、なぜか涙が流れました。拭いても拭いても流れてきました。それくらい感動したのでしょうね。
〇帰り道、担任の先生が別の対応があり、生徒たちを引率して学校へ戻りました。整然と歩き、きちんと点呼をし、無事に帰ってきました。とてもいい子たちばかりで助かりました。行き帰りいろいろな話をしながら歩きましたが、「この時間がず~っと続けばいいのに」、そんなことを考えて歩きました。幸せって、こんな何気ないことなのかもしれません。すばらしい合唱も、生徒たちにとっては当たり前のできだったかもしれません。そんな合唱を聞き慣れている私たちも同様です。でも本当は、当たり前のことなんてないのではないでしょうか。そう、全ては奇跡なのだと思います。 そんなことを感じた1日でした。(校長)