豊中ブログ

【1年生の授業風景】国語、数学、英語

今日、1月13日㈮は1年生の授業の様子を取材しました。

 

【国語】〜文章の要約方法を学ぶ授業〜

こちらのクラスは、教科書の本文の要約にチャレンジしていました。

まず、生徒さんは要約に必要な具体例を本文からピックアップします。それを、タブレットPC内のアプリに入力をして送信します。すると、全ての生徒さんの情報が集約されて大型テレビに映し出されます。各自の手元のPCでも見ることができます。

※送信された文章に、友達や先生がコメントを入れたり、テーマや種類ごとに仕分けることもできるそうです!

これまで、生徒一人ひとりの意見や考えをクラスのみんなに共有するには、順番に読み上げるか、黒板に書き写すしか方法がありませんでした。しかし、このようにデジタル機器を使うことで、ごく短時間にそれが行えるようになりました。デジタル機器のメリットは、作業の効率化以外にもあります。それは、生徒さんがより積極的に授業に参加しやすくなることです。今日の授業でも、近くの友達と情報交換をしている生徒さんの姿が印象的でした。

 

 

【数学】〜三角形をスライド移動せよ!〜

こちらのクラスは、図形を並行移動させる方法を学習していました。

プリントに印刷されている三角形ABCを、向きや形を変えずにそのまま指定された場所に移動させるにはどうすればいいでしょうか?ここで、役に立つのが「コンパス」です。

コンパスは単に円を描くだけの道具ではありません。その本質は、一つの点から一定の距離にある別の点の位置を示してくれることにあります。このことがわかると定規で長さを測ったりせずとも、平行移動した三角形を作図することができます。

数学には様々な面白さがあります。最も共感されやすいのは、問題を解いて正解したときに感じる、喜びや達成感ではないでしょうか?数学の問題の解き方は人によって違いがあっても、答えは一つです。

数学の面白さを感じる瞬間は他にもあります。それは「論理的な考え方ができたとき」です。例えば、コンパスで垂直二等分線の作図をするとします。このとき、ただコンパスを道具として使うのではなく『コンパスの特徴は何だろう?』『コンパスでできることは何だろう?』と考えます。この考える過程で、垂直二等分線の作図はひし形の作図の応用であることがわかれば、垂直二等分線の作図は暗記ではなくなります。このような、問題解決をするための思考の流れを習得できれば、仕事や生活に活かせます。きっと学ぶ以前よりも、人生が豊かになるでしょう。

 

 

【英語】〜現在進行形を使った表現〜

こちらのクラスは、現在進行形の表現について勉強をしていました。

多くの中学校の授業で、毎時間の学習を振り返る「自己評価カード」が使われています。

この英語の授業の自己評価カードにはおもしろい工夫がされていました。一番右端の欄に、英語で一文を書くところがああるのです。生徒さんは今日の日付や曜日を英語で記入していました。

1年生では、使える文法表現に限りがありますが、今後学年が上がるに連れてより複雑な文章が書けるようになるはずです。自分が書こうと思ったことが、今の知識では書けない…そのことがわかること、今後の学習の意欲向上や、できるようになったことを認識することもできるでしょう。