豊中ブログ

安心・安全なネット利用教室を開催しました。

○本日、第5・6校時に、SNS等のトラブルを未然に防止するために、LINE(株)の古賀安沙美様を講師にお迎えして、「安心・安全なネット利用教室」を全校生徒を対象に開催しました。
 「インターネットを使うときに気をつけること、考えることをテーマに、まずは、生徒によるキャッチボールの実演からコミュニケーションを大切にすること、相手の立場に立って考えることを学びました。その後は、講師の先生の質問を生徒が答える形で講義が進められていきました。
  例えば、「友達からされたら嫌なことは?」に対して次の5つの中から生徒は答えました。
1、すぐに返信がない。
2、なかなか会話が終わらない。
3、知らないところで自分の話題が出ている。
4、話をしているときに、ケータイ、スマホを触っている。
5、自分が一緒に写っている写真を公開される。
生徒の答えはみな様々で、「嫌なことは人によって違うこと」、「自分の嫌なことを、相手は嫌なことと思っていないかも知れいということを考えさせられました。
  また、写真の公開についてもお話しがありました。再確認できるとよいと思います。
・「嫌な写真」や「公開してもよい写真」は人によって違う。
・公開した写真は、いろいろな人が見る可能性がある。
・公開した写真は、すぐに広がってしまう。
・公開した写真は、消すことが出来ない
・公開した写真で、場所がわかることがある。
※写真の公開については、自分が公開してもよいと思っても、他の人からすれば迷惑な場合があることを強調されていました。公開する前に、「どんな人が見るか?」を、意識できるとよいと思います。
  次は、講師の先生のまとめのお話しです。
・「嫌な言葉」や「嫌なこと」は人によって違う。
・「文字」だけで伝えると、感情が伝わらないので、「誤解」が生じやすい。
・ネット上では相手の表情や雰囲気がわからないので、相手が「嫌がっていること」に気づきにくい。
・ネット上のコミュニケーションでは、「相手がどう感じるか」を想像しながら、自分の気持ちを上手に伝えよう。
 そして、もう一つ大事なことは、「迷ったときや、困ったときに誰かに相談すること」です。
 
 最後に生徒(2年生)の感想を紹介したいと思います。
 「今日の教室では、SNSについて詳しく学びました。人によって嬉しいことや嫌なこと、して欲しいことは十人十色というように全く異なっていました。SNSに投稿した写真などは自分が消しても拡散されてしまったり、文字だけで表情が見えないと、ごかいが起きてしまい、けんかになってしまったりすることもあるのだと学びました。『言葉は刃物、人を傷つけてしまうことがほとんど』や『相手の気持ちを考える』といった名言は、本当にその通りだと思いました。相手を思いやり、これからの生活に生かしていきたいです。」

 今日は、とても有意義な教室になりました。学んだことを是非これからの生活に役立てて欲しいと思います。(教頭)