豊中ブログ

知ってる!! 

○3年生の社会科の授業を参観しました。この時間は、大正から昭和にかけての日本の状況についての学習をしていました。黒板には「普通選挙法」とか「治安維持法」の文字が書かれていましたが、生徒たちにとっては想像することもできないくらい昔の話のように感じていたのかもしれません。

○しかし、先生が当時の企業広告の資料を提示すると、急に目の色が変わり、前のめりになる生徒たち。「あっ、三ツ矢サイダーだ!」、「カルピスだよね。」、「グリコのマークが違う。」等々、声のトーンも高くなり、生き生きとしてきました。知っていることは興味・関心、意欲に繋がるものなのですね。先生が次に出した資料は、カラー写真。生徒は「カレーライスだ!」と自信満々の表情。「これは、どちらかがカレーライスで、もう一方はライスカレーといいます。」という先生のことばに、きょとんとした表情の生徒たち。そういえば「ライスカレー」って、最近耳にしませんね。わたしが子どもの頃よく聞いたことばです。諸説あるものの、ご飯の上にカレーをかけたものがライスカレーといっていたようです。グレイビーポートに入って出てくるカレーとライスのセットは、ちょっとおしゃれなお店で出てくるといったイメージでしょうか。今日は、昭和の香りを感じる授業を見た気がしました。            (校長)


☆大正時代の企業広告

☆ライスカレーとカレーライス