豊中ブログ

【3年生の授業風景】社会、英語、体育

今日、12月19日㈪は3年生の授業を取材しました。

 

【社会】春日部市長に立候補!

 

こちらのクラスでは、公民の「主権者教育」の一環として、私が春日部市長になったらどんな政策を進めていくかを考える授業が行われていました。これまでの、歴史・地理・公民の知識を踏まえて現在の春日部市の強みや、社会課題をピックアップして具体的な政策を立案していました。

取材すると、「少子高齢化」を課題に挙げている生徒さんがいました。その対策として「若い人が住みやすい街にしたい!」というビジョンを掲げてその具体的な手段を考えていました。また、ある生徒さんは「春日部市は観光資源が少ない」という課題を挙げていました。類似の課題に向き合っていた別の生徒さんは、「インバウンドで外国人観光客を呼び寄せたい!」→そのために、春日部市の伝統工芸品に詳しい高齢者の方と外国人観光客の交流の場を作ればいいのでは?と思考を深めていました。このあと、立候補する自分の名前を書いたタスキを作って、模擬演説を行い、PCのアンケート機能を使って投票結果を出すそうです。体験的で非常に面白い授業が展開されていました。

 

 

【英語】〇〇だったらよかったのになぁ

こちらのクラスでは、現実的にあり得ないことを願う英語表現を勉強をしていました。

生徒がそれぞれ考える『〇〇だったらよかったのになぁ』の具体的な例を引き出すために、まず日本語で意見を出し合っていました。とてもフランクな雰囲気が作られていて、生徒の自由なイメージがどんどん出てきていました。そこから、英語表現に落とし込んでいく授業展開で、取材している私も楽しく勉強できました。

取材中に、印象的だったことがあります。それは、先生が文法の説明でcanの過去形のcouldを使用することを黒板に書いたときです。たまたま私の横にいた生徒さんが、ノートに“Ved”という表記でメモをしていたのです。「V(ヴィ)」は、英語の動詞を表す記号です。これに過去形にする「ed」をつけて、「動詞の過去形」を表していました。ノートをただ写すだけの機能としてではなく、自分の思考を整理し、アウトプットする手段として活用していたのだと思います。小さな事かもしれませんが、学習の本質を理解している生徒さんの行動だと思いました。

 

 

【体育】5分間走とバスケ&バレー

こちらの2クラスは体育の様子を取材しました。授業の前半では、ペアを作って互いの5分間走の周数をカウントしていました。走るだけの活動は、一般的には生徒から敬遠されがちな運動かもしれませんが、豊春中の体育館の雰囲気は違いました。先に走り終わったペアの中から、「ファイトー!」「ラスト、頑張れ!」と応援の声が自然と上がっていたのです。また、先生方も工夫をされていて、モチベーションUPのために、長距離を走る活動に合った音楽をスピーカーから流していました。取材している私には、心地よさを感じるほどいい雰囲気でした。

後半は、バスケとバレーのシュートやパスの練習をしていました。とてもいきいきとした生徒さんの表情に溢れた体育の授業でした。