豊中ブログ

公孫樹の木も箒になった

〇この1週間で気温は夏から冬へと一気に変わったような感じですね。ニュースを見ていても、積雪量が0㎝から101㎝となった地域もあったようです。急激な変化は、準備も追いつかないし、体調にも影響があると思います。健康管理には、十分気をつけたいものです。
〇校内の樹木も次々に落葉し、今朝のグリーンロード付近はイチョウの葉で覆われていました。校庭の木々を見ると、高村光太郎の詩である『冬が来た』のような光景が広がっていました。“きっぱりと冬が来た”という言葉もそうですが、“公孫樹(いてふ)の木も箒(ほうき)になった”という姿が次々に広がっていくような感じがします。校内では、1年生が書き初めの練習をしていました。今週中には、各教室の廊下に作品が展示され、それぞれの個性ある作品を見ることができると思います。楽しみですね。
〇今週末には年賀郵便の特別扱いが開始されます。書き初め練習で身につけた技能が発揮されるといいですね。ちなみに、年賀状にも書き方の基本がありますが、大丈夫ですか。たとえば、賀詞。目上の方へは「謹賀新年」、「恭賀新春」など4文字以上の賀詞を用い、「賀正」、「迎春」など2文字は、同僚、友人などに用います。「あけましておめでとうございます」は、どんな方に対しても用いられるようです。「去」は忌み言葉なので、「去年」は用いず、「昨年」や「旧年」を用います。そういえば、昔生徒から届いた年賀状に「殿」という敬称が使われていたことがありました。「殿(どの)」は目上の人が目下の人に対して使う言葉なので、目上の人に宛てた文書には「様」を使います。一生懸命考えて、私を殿様扱いしてくれたのでしょうね。今となっては懐かしい思い出です。何か始めるときには、一度調べてみるのもいい勉強になりますね。(校長)


☆箒になってきたイチョウの木々。

☆菜の花が開花し始めました。

☆書き初め練習も終盤に。