豊中ブログ

【方程式】解き方は、一つじゃない

本日は、1年生の数学の授業にお邪魔しました。

 

比例とは、一方が2倍3倍となると、もう一方も2倍3倍となるもののことを言います。

今回の問題は「27gのクギが15本だったとき、180gのクギは何本でしょうか?」というものでした。

27(g):15(本)=180(g):X(本) という比例の関係を見つけて計算をした生徒さんが発表をしました。

そのとき、たまたま私の横にいた別の生徒さんは、27(g):180(g)=15(本):X(本) というやり方で計算をしていました。しかし、発表した生徒さんと解き方が違ったからか…自分の計算式を消しゴムで消そうとしていたので、「ちょっと待って、そのやり方でもいいんじゃない?」と私が声をかけました。

解き方は、一つじゃない

その直後に、先生が「別の解き方もあるよ!」と黒板に2つ目の解き方を書いてくれました。それが、先程の生徒さんの考えた 27(g):180(g)=15(本):X(本) だったのです。もちろん、どちらも答えは、X=100(本) で同じでした!

一つの答えを出すのに、考え方次第で何パターンもの解き方が存在するのが数学です。答えを出すことは大切ですが、実はそれ以上に…どうやって答えを出すかを考える習慣を持つことが大切だったりするのかもしれません。

最後の練習問題で…

早く解き終わった人が、近くの友達に教えているときの写真です。その瞬間の生徒の皆さんの表情がとても豊かでした。

 

【こばなし】

人は何か作業をするときに、ついつい慣れている方法を選びがちです。これまで多くの学校では、行事前の調べ学習は“紙とペン”を使って模造紙にまとめるの方法が主流でした。しかし私は、ある年のスキー教室で実行委員のメンバーにコンピューター室のパソコンで作成してもらうやり方を試しました。

写真の挿入や、文字のサイズや色の変更方法を私が生徒に一つ一つ伝えながら作業をしていったのですが、生徒のパソコン技術はみるみる上達していき驚きました。(途中からは生徒同士で教え合いながら作業を進めていました)そして、最終的にはA1サイズの紙に印刷をして廊下に掲示をしたのですが、手書きよりも遥かにわかりやすく、見やすくいデザインに仕上げることができました。

 

現在はさらにデジタル機器が充実し、タブレットPCが生徒一人ずつに配られています。行事後の新聞づくりも内蔵のアプリを使ってできるようになりました。これまでのやり方にとらわれず、最適な方法を模索してよりよい成果物を作ってほしいと思います。

埼玉県内のある小学校で、学級通信をタブレットを通して配布している先生もいます。カラーで見られるだけでなく、動画を差し込むこともできて好評なのだそうです。

私も日々の仕事で、『もっと良い、別のやり方はないかな?』と考えていきます!

ここまでお読みいただきありがとうございました。