新人戦エピソードⅠ~サッカー部
「一体感が生んだプラス思考」
新人戦第3日目、サッカーの準決勝を応援したときのことです。0ー0のまま前半が終了しました。ハーフタイムのインターバルで、給水し、落ち着いた後、監督からの戦術の指示を確認して、後半に向けて全員で円陣を組みました。そのとき、ひとりの生徒が「校長先生は?」という声を挙げます。校長先生も円陣に入ってもらおうよという意味だったのは、その場にいるだれもがわかるものでした。
私は「これか!」と思いました。なぜ、このチームがこれまで勝ち上がってこられたのか、その理由がわかったような気がしたからです。自分だけの思い込みかもしれませんが、その場にいる全員で試合をしているんだという意識がこの円陣で生まれたように思います。出場選手、ベンチの選手、監督、そして、応援に来た校長先生も含め、すべてが一丸となって戦おうという意識が、これで醸成されたのではないかと実感します。これまでの勝利は、こうした雰囲気の一体感があったからこその「勝ち」であったのかと、理解できました。
やはり、後半のベンチの応援はプラス思考です。ミスは起こりうるものなので、「ドンマイ」「ナイストライ」など、ミスを責めるような発言がありません。それはピッチ上も同じで、マイナスのことばは一切聞かれません。一体感がはぐくんだプラス思考がこれまで勝利を生んできた原動力なのだと、確信しました。試合は、後半終了直前、相手の左サイドからのクロスに、右から飛び込まれて1失点で負けました。
しかし、失点後も「まだ時間がある」「これからだ」という声がピッチからもそして、ベンチからも聞こえてきます。ピッチ上の声も、対戦相手以上に大きかったのを覚えています。決して一人で戦っているのではないことを、この試合で、あるいは、サッカー部全員に教わったように思います。
さて、失った1点は、来年取り返せば、いいのです。
新人戦第3日目、サッカーの準決勝を応援したときのことです。0ー0のまま前半が終了しました。ハーフタイムのインターバルで、給水し、落ち着いた後、監督からの戦術の指示を確認して、後半に向けて全員で円陣を組みました。そのとき、ひとりの生徒が「校長先生は?」という声を挙げます。校長先生も円陣に入ってもらおうよという意味だったのは、その場にいるだれもがわかるものでした。
私は「これか!」と思いました。なぜ、このチームがこれまで勝ち上がってこられたのか、その理由がわかったような気がしたからです。自分だけの思い込みかもしれませんが、その場にいる全員で試合をしているんだという意識がこの円陣で生まれたように思います。出場選手、ベンチの選手、監督、そして、応援に来た校長先生も含め、すべてが一丸となって戦おうという意識が、これで醸成されたのではないかと実感します。これまでの勝利は、こうした雰囲気の一体感があったからこその「勝ち」であったのかと、理解できました。
やはり、後半のベンチの応援はプラス思考です。ミスは起こりうるものなので、「ドンマイ」「ナイストライ」など、ミスを責めるような発言がありません。それはピッチ上も同じで、マイナスのことばは一切聞かれません。一体感がはぐくんだプラス思考がこれまで勝利を生んできた原動力なのだと、確信しました。試合は、後半終了直前、相手の左サイドからのクロスに、右から飛び込まれて1失点で負けました。
しかし、失点後も「まだ時間がある」「これからだ」という声がピッチからもそして、ベンチからも聞こえてきます。ピッチ上の声も、対戦相手以上に大きかったのを覚えています。決して一人で戦っているのではないことを、この試合で、あるいは、サッカー部全員に教わったように思います。
さて、失った1点は、来年取り返せば、いいのです。