6年生「命の授業」
昨年度から自分たちで養殖してきたヒラメを「食べる」か「食べないか」をテーマに、「命の授業」をまとめる話合いをしました。「食べる」派の児童は、「命に感謝をする、勉強してきたからこそ感謝して食べる、暑さでヒラメが死ぬよりはよい。」などの意見が出ました。「食べない、または、食べられない」派の児童は、「育ててきたので食べられない、ヒラメは仲間である、自然に返してあげる。」などの意見が出ました。ただし、自然に返しても、養殖しているヒラメは自分でエサを取ることができなくなっているので、死んでしまうことになるため、本日は、食べることとしました。ヒラメは、10万個の卵のうち、親になれるのはたった1匹だそうです。1時間目の授業後、実際にヒラメの試食の授業になりました。児童のみなさんは、石鹸で手洗い、手指消毒、手にビニール手袋をして、感染対策をしました。最初に、指導者から、和食、和包丁、料理人についてのお話をしていただきました。そして、実際に育ててきたヒラメを1匹さばいていただきました。指導者はすし職人でもあるため、とても手際よくさばいていらっしゃいました。また、「さばくときに、つらい人は目をつぶってもいいですよ。」と言っていただきました。試食をするために、本日は朝の3時より仕込みをしてくれたそうです。教員も事前に試食をして、安全を確認しました。湯通しをしたヒラメを試食した児童は、「自分たちで育ててきたヒラメなので、おいしかった。」という感想を言う人が多かったです。児童のみなさんも、この1年間の授業を通して、「生き物を食べることに感謝の気持ちを持つこと、料理してくれる人に感謝の気持ちを持つこと」を学ぶことができました。この1年間、ご指導をしてくださいまして、本当にありがとうございました。