武里大枝公民館ブログ

防災をかんがえる~大切なものを守るためにできること~

10/24(金)防災に関する訓練として、地域のみなさんが確実で迅速な対応が図れるよう消火・避難・炊き出しなどの訓練をおこないました 

    

 

第1部は、春日部市消防本部 予防課の職員の指導による水消火器を使用した「消火訓練」です。

 

 

まず、「武里団地における火災発生状況」「火災を出さないために」をテーマにお話しがありました。

    

春日部市内全体では、令和7年10月1日時点で64件の火災がしているそうです。戸惑う・えっ

「火災を出さないために」について、大切な「いのちを守る10のポイント」についてアドバイスをいただきました!

[4つの習慣]として

1.寝たばこは絶対にしない、させない

2.ストーブの周りには燃えやすいものを置かない

3.こんろを使うときは火のそばを離れない

4.コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く

[6つの対策]として

1.出火防止:火災の発生を防ぐために、ストーブやこんろ等は安全装置の付いた機器を使用する

2.早期覚知:火災の早期発見のために、住宅用火災警報器を定期的に点検し、10年を目安に交換する

3.延焼拡大防止:火災の拡大を防ぐために、部屋を整理整頓し、寝具、衣類及びカーテンは、防炎品を使用する

4.初期消火:火災を小さいうちに消すために、消火器等を設置し、使い方を確認しておく

5.早期避難:お年寄りや身体の不自由な人は、避難経路と避難方法を常に確保し、備えておく

6.地域の助け合い:防火防災訓練への参加、戸別訪問などにより、地域ぐるみの防火対策を行う

「いのちを守る10のポイント」は、常に心がけることがとても大切ですねにっこり

 

いよいよ消火訓練です。にっこり6グループに分けひとり一人が水消火器を使い訓練を行いました。

     

 

そして、春日部市消防本部から「住宅防火診断」のお知らせです。住宅火災による被害の軽減を図ることを目的に、消防職員が高齢者や火災の際に避難が困難な方が住居しているお宅に訪問し、防火のアドバイスを無料でおこなっています。(申し込みがない場合、消防職員が伺うことはありません)

詳しくは、春日部市消防本部 予防課までお問い合わせください。

 

 

第2部では、「防災施設を活用した避難訓練」に先立ち、近隣公園に設置された防災施設について説明。日常的に利用している施設が災害時にも活用できるよう工夫されているものです。

1.災害時にトイレとして利用できる「トイレスツール」6基

 

 

2.「収納サイン」、防災施設の使い方を示すとともに後ろの扉を開くと防災用具が入っています。

    

 

3.ソーラー式の蓄電池がセットされた「照明灯」

  

 

4.座る部分を取り外すと、煮炊きができる「かまどベンチ」3基

 

 

今回の避難訓練では、「トイレスツール」の組み立てを実施。設備の説明のもと各グループに分かれて作業をおこないました。喜ぶ・デレ

便槽内のテント取り出し、テントの組み立て、便座の使い心地など、みなさんが共に協力しながら実施されました。この経験はみなさんの心の中に残り、いつか・きっと生かされると思いますキラキラ

       

    

 

第3部として、「炊き出し訓練」に先立ち、「かまどベンチ」と「アルファ米」について説明をおこないました。

「かまどベンチ」は通常時、ベンチとして使っていますが、有事の際はベンチを取り外すと鍋を置いて煮炊きができる「かまど」として使用できます。

みなさんで協力し「かまどベンチ」の準備をおこないました! 何気なく利用していたベンチが「かまど」へ大変身!ひらめき 驚きと共に感心した様子笑うキラキラ

    

 

炊き出し訓練では「アルファ米」を使用。水やお湯で戻せるお米で、市で備蓄しています。今回は県の災害用備蓄食料を有効活用しています。

「アルファ米」でおにぎりを作り、とん汁も一緒に用意しました。とても美味しそう喜ぶ・デレキラキラ

    

 

みなさんの協力により、スムーズに準備が整いましたので、おにぎりととん汁を食べ訓練は終了となりました。共に訓練を終えた充実感と、みなさんと一緒に食する楽しさが笑顔に表れていました。喜ぶ・デレ音楽

    

 

災害は、いつかは必ず来る・・ことを念頭に入れてほしいと思います。また、今回の消火・避難・炊き出しの訓練を通じ地域のみなさんが、確実で迅速な対応が図れるように心がけていただければ幸いです。

みなさん、大変お疲れ様でした。お辞儀キラキラ