校長室から

2022年2月の記事一覧

校長室から 2.10 雪

 今日は朝から雪でした。いっぱい積もったら児童の登下校は大丈夫だろうか、などと考えながら学校に来ました。本校は、バスで通学している児童が8割を超え、近くの子は徒歩通で来ているので、雪でも何とか集まることは可能のようです。そういった我々大人の心配をよそに、子どもたちは元気でした。ラビットスペースにある芝生の上は雪で真っ白になっていて、足跡をつけたい児童がたくさんいました。そういう元気な児童と朝のあいさつを交わしながら、私の頭の中を童謡『雪』が駆け巡っていました。

   『雪』(作者不詳)
 雪やこんこ 霰あられやこんこ。
 降っては降っては ずんずん積もる。
 山も野原も 綿帽子(わたぼうし)かぶり、
 枯木残らず 花が咲く。
 雪やこんこ 霰やこんこ。
 降っても降っても まだ降りやまぬ。
 犬は喜び 庭駆けまわり、
 猫はこたつで丸くなる。

 歌っているといつも、あれ、「こんこ」だっけ? 「こんこん」だっけ? と迷うのですが、正解は「こんこ」ですね。「こんこ」の語源としては2つの説が有力だそうです。1つめは「来む来む」、2つめは「来む此」です。1つめの「来む来む」は「来い来い」と降ることを呼びかけているということです。2つめの「来む此」は「ここに来い」ということで、やはり呼んでいるようです。そう思うと、「ずんずん積もる」は「もっと積もれ!」、「まだ降り止まぬ」は「まだまだ降り止まないで」といったところでしょうか。いずれにしても、雪が降り積もることを待ち望んでいる子どもたちの元気な姿が浮かびます。いつの時代も子どもたちは元気です。そのエネルギーを何の制限もなく発揮できる日が待ち遠しいですね。
 昼前後、気温が上がったためか今のところ雪は積もっていません。ただ、夜にかけたまた降ってくるとの予報があります。雪はあまり積もってほしくないというのが、大人の願いですかね。日陰の凍結を含めて、しばらくの間は気を付けましょう。

朝の雪は全て溶け、校庭には全く雪が残っていませんでした。

寒い中でしたが、6年生は体育館でブレインジムを行っていました。