校長室より

2014年10月の記事一覧

日常の大切さ

  日本で人気のあるプロスポーツというえば,サッカーのJリーグと並んで,プロ野球が挙げられます。そのプロ野球もクライマックスシリーズのファイナルステージが終わり,いよいよ今週末(25日)から,阪神タイガースとソフトバンクホークスとで日本シリーズが行われます。セ・リーグとパ・リーグの代表による,手に汗握る熱戦が繰り広げられることを期待しています。
  さて,私たちがプロ野球観戦で引きつけられるのは,ファインプレーなど,何よりも選手たちの素晴らしいプレーの数々です。そして,そのプレーは,毎日の激しい練習の中から生まれたものであることを忘れてはいけません。言うまでもなく,プロ野球選手たちは,人間離れした運動神経の持ち主で,選ばれた人たちです。しかし,春季キャンプなどでは,毎日厳しい基本練習を繰り返しています。並外れた才能を持つプロ野球選手ですら,そうなのです。私たちは,日常の努力を怠っていないかどうか,今一度自分の心の中で静かに反省することが必要です。
  毎日のj学習において,繰り返し基礎・基本を身に付けることを怠っていないでしょうか。少々の辛さに耐えられず,途中で投げ出していないでしょうか。部活動ではどうでしょうか。少しできるようになっただけで,もう得意気になってしまい,地道に基本に忠実であることを忘れていないでしょうか。誰一人,天才はいません。毎日の積み重ねが,他人を惹きつける,魅力ある人をつくり上げることを肝に銘じておきましょう。 
  ここで,大リーグで活躍するニューヨーク・ヤンキースのイチロー選手の言葉を紹介します。

 「夢や目標を達成するには1つしか方法がない。小さなことを積み重ねること。」
 「今自分にできること,頑張ればできそうなこと,そういうことを積み重ねていかないと,遠くの目標は近づいてこない。」
 「成績は出ているから,今の自分でいいんだという評価を,自分でしてしまっていたら,今の自分はない。」
 「やってみて『ダメだ』とわかったことと,はじめから『ダメだ』と言われたことは違います。」
 「『できなくてもしょうがない』は,終わってから思うことであって,途中にそれを思ったら,絶対に達成できません。」
 「結果が出ないとき,どういう自分でいられるか,決して諦めない姿勢が,何かを生み出すきっかけをつくる。」
 「練習で100%自分を作らないと,打席に立つことはできません。自分の形を見付けておかないと,どん底まで突き落とされます。」
 「僕はいつも一生懸命プレーしますが,今日はよい結果がでなかった。でも,だからといって後悔もしていないし,恥ずかしいとも思っていません。なぜなら,できる限りの努力をしたからです。」
 「やれることはすべてやったし,手を抜いたことはありません。常にやれることをやろうとした自分がいたこと,それに対して,準備した自分がいたことを誇りに思っています。」 
 

母校の誇りと絆を胸に!

   今年で68回を数え,歴史と伝統のある東葛飾地方中学校駅伝競走大会が、いよいよ明日に迫りました。この大会は東葛管内の全中学校が出場する、県内でも代表的なレースの一つです。戦後の混乱期に、青少年に勇気と希望を与えようと昭和23年から始まった大会です。昔は、地下足袋をはいて砂利道を走破することもあったようで、東葛の風物詩ともなっています。
  2000年シドニーオリンピック男子マラソン日本代表で,元東洋大学陸上競技部監督の川嶋伸次さんは,駅伝について「ユニフォームは『学校の誇り』を表し、ゼッケンはその区間を任せた『責任の証』であり、襷(たすき)は『チームの絆』の象徴である。」と言っています。これまで駅伝部の指導に当たってこられた重川先生も、常に「駅伝はチーム・プレーである」ということを繰り返し話されています。「同じ目標を持つ人たちが集まり、それぞれが同じ目標に向かって全力を尽くす。」明日は、10区間を走る10人の選手だけでなく、今まで一緒に練習しながら,本番ではサポートに回る人たちも含め「チーム久寺家」で戦います。選手たちには、明日は久寺家中学校の代表として、今まで頑張ってきた自分のために、そして自分を支えてきてくれた仲間のため、さらには温かく見守ってくれた家族のためにベストを尽くしてほしいと思います。
  先輩たちの汗がしみこんだ伝統の襷を力強くつないでくれることを期待しています。選手たちの健闘を祈ります!
<3年生の東葛駅伝応援集会の様子>