高野山小ニュース

1/20(金)4年生「高齢者疑似体験」

1月20日(金),天王台地区社会福祉協議会の皆様の御協力により,4年生が体育館にて「高齢者疑似体験」を行いました。

「今からみなさんに,80歳年をとってもらいます!」

80代90代の高齢者の方々が,日頃どのような苦労をしているのか,様々な装具を身につけることで体験し,高齢者の方々の気持ちや自分たちが今後どのようにかかわっていったらよいのかを考える学習です。

軍手を2枚重ねでつけて,新聞紙をめくったり,落としてしまったコインを拾ったり・・・

なかなか思うように指を動かせず苦戦していました。

白内障の方の気持ちを理解するために,特殊なゴーグルをつけて,様々な色合いの掲示物を眺め,見やすさ見にくさを体験。

蛍光ペンで記入した年賀状が,非常に読みにくいことにも気づきました。

高齢者の方にお手紙を書くときには気を付けたいですね。

高齢者の方は,筋力が落ちてしまうので,自分自身の体が非常におもく感じたり,関節が動かしにくくなったり,耳が聞こえにくかったりします。

そこで,おもりを付けたり,関節が動きにくくなる装具を付けたり,ヘッドホンを付けたりして,高齢者の方の不自由さを体験しました。

短い時間ではありましたが,高齢者の方々の不自由さを疑似体験させていただき,子どもたちは様々なことを感じ,考えることができました。

「お金を拾うのがとても大変だったので,困っている高齢者の方がいたら手伝ってあげたい」

「高齢者の方は困ったときには,周りの人に助けを求めてほしい」など

高齢者の方の気持ちに寄り添う感想が,多く出ていました。

今まで,子どもたちは町の中で,高齢者の方の行動を見て「早くして」と思ってしまうことがあったかもしれませんが,本日,疑似体験をさせていただいたことで,待ってあげることや,お手伝いすることなどが自然とできるようになってくれると嬉しいです。

天王台地区社協の皆様には,本日8時半から12時過ぎまでと長時間にわたって,子どもたちのためにご協力いただき,誠にありがとうございました。

今後とも,高野山小学校の子どもたちをよろしくお願いいたします。