高野山小ニュース

今年度3回の校内授業研究会を振り返って

本校の研修は主題を“児童にとって学ぶ喜びのある授業づくり”とし,

「学ぶ喜び」を以下のように定義し,学習への意欲を向上させるための

重要な要素として捉え,1学期より研究を進めてまいりました。

学ぶ喜び = 考え,発見すること。
友だちの考えからさらに理解が深まること。
自分が変容したと気付くこと

特に算数科では,主題を受けて研究テーマを定め,

「数学的な見方考え方」に着目して仮説を立て,検証して参りました。


10月21日の研究会をもって,それが一段落しましたので写真で振り返ってみたいと思います。


1 研究テーマ

数学的な見方考え方を働かせて学ぶ子の育成
~明確な目的のある交流を通して~


2 全体仮説

数学的な見方や考え方を働かせることを意識し,明確な目的のある交流場面や話し合い活動を設定することで,児童の論理的思考力や推論する力などの資質・能力をより育成することができるだろう。 


3 目指す児童像と授業の様子

  『数学的な見方考え方を働かせて学ぶ子』

高学年:話し合いの中で,筋道立てて説明することができる。
    話し合いを通して,新たな考えを生み出そうとしている。

【6年生】6月実施

 

 
【5年生】9月実施

 

 
中学年:話し合いの中で一致している点や相違点について着目することができる。
    理由をもって自分の考えを説明することができる。

【4年生】10月実施

 

 
【3年生】9月実施

 

 
低学年:友だちの考えについて,わからないことをたずねることができる。
【2年生】6月実施

 

 
【1年生】10月実施

 

 

4 成果と課題

《成果》

・ 職員全員が意欲的に自分の学年や他学年の授業研究に取り組めたこと。

・ 研究協議会でも,どうしたらよりより授業になるか,熱心に討議が行われていた姿が見られたこと。

《課題》

・ 今後も継続して“対話的に学ぶ姿”そのものについて研修,理解を深めていかなくてはいけないこと。

・ 日頃からの積み重ねとして,児童の学ぶ喜びが増すような授業改善に取り組んで行くこと。

【結びにあたり】

これまでご指導いただきました我孫子市教育委員会 指導課 指導主事 伊藤 様

我孫子市立布佐小学校 校長 石上 様 には

懇切丁寧なご指導を賜り,誠にありがとうございました。

また,第4学年のICTを生かした算数科の授業では,

子どもたち1人に1台ずつのタブレットをご準備いただきました

我孫子市教育委員会のみなさまやICT支援員の中嶋様には

本当にお世話になりました。この場をお借りして御礼申し上げます。