保護者の皆様へのお願い
9日(木)の夕方に、市内すべての小中学校で、保護者あてに次のような連絡メールを送信しました。
「現在、国や県から緊急事態宣言が出されております。子供たちの不要不急の外出を控えるようにしてください。健康維持等のために外出する際にはマスクを着用し、帰宅後はうがい・手洗いを徹底して、感染予防をしてください。」
(本校では、誤って同じ内容のメールを2通続けて送信してしまいました。申し訳ありませんでした。)
この件について、補足説明を加えて再度お願い申し上げます。
8日に再度の臨時休業が始まってから、子どもたちが外で大勢集まって遊んでいる姿を心配する電話やメールが、市内の小中学校や教育委員会に数多く寄せられているそうです。具体的には次のような内容です。
「公園で大勢の子供たちが集まってゲームをしている。」
「マスクをせずに遊んでいる子どもに注意をしたところ、感染していないから大丈夫だと言われた。」
今のところ、本校には、直接このような声は届いておりませんが、緊急事態宣言が千葉県にも発令され、不要不急の外出を自粛し、他人との接触を極力避けるように協力を求められている状況の中で、このような子供たちの姿を心配する地域や市民の方々の気持ちは、素直に受けとめなければならないと考えます。
休校が長引く中で、子どもたちも相当ストレスが溜まっているはずです。気候も暖かくなり、友達と思い切り外で遊びたいと思っているでしょう。その気持ちをこれ以上我慢させるのはかわいそうだ、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。何よりも、そばで見守っている保護者の方々が一番辛い思いをしていることも十分理解しております。
しかしながら、我々大人も初めて経験する緊急事態です。この先どうなるのか、誰もが不安を抱きながら日々過ごしています。このような状況の中で、自分の行動を客観的に判断したり抑制したりすることは、大人でも難しいことです。
だからこそ、このタイミングで、もう一度子どもたちに、しっかりと説明してあげることがとても大切だと考えます。
できるだけ外出を控えなければならないこと、人との接触を極力避けること、マスクや手洗いがとても大切なこと、症状が表れていなくても感染していることがあること、そして、知らないうちに家族や友達にうつしてしまう恐れもあることなど、理由も含めて、ぜひこの週末に保護者の皆様から、柔らかい言葉で、ゆっくりと説明してあげてください。
また、散歩や気分転換の外出であれば、ストレス軽減にもなります。それでも心配だという場合は、下のイラストを用いて、「3つの密」の状態を避けるように、と注意を促すことも有効だと思います。本校でも、このイラストを印刷して全職員に配付しています。お子さまに、縮小コピーしたものをカードのようにして常に携帯させたり、大きく印刷したものを玄関扉に貼って、外出時にいつも目に留まるようにしたり、各ご家庭で工夫してみてはいかがでしょうか。ご一考ください。
最後になりましたが、学校再開時には、新入生を含む286名の児童たちが、全員元気に笑顔で再会できることを、本校教職員一同心より願っております。